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満つらざるとも屈せず

仮面ライダー剣感想

毎年恒例ライダーゲーです。

公式HPが発売日当日になってもまだ「ComingSoon!」

とか言ってるのが不安を煽るというか、もう大体結末が見えています。

まずはゲームとしての出来から。

操作としては、○:攻撃、×:カード 以上です!

攻撃の強弱、投げ、避けなど一切ありません!

次に必殺技。

前作ファイズでは鬼の連打対決となった必殺技ですが、

今回は○×△□のどれかのボタンをポチっと押します。相手もポチっと押します。

で、同じボタン→技失敗、違うボタン→技成功と、連打は愚か駆け引きすらなくなっています。

シンプルで分かりやすい攻防ですね。

かの空条承太郎も「シンプルな奴ほど強い」と仰っておられました。

というかCPU戦では○連打してるといつの間にかクリアしています。

さてシステムの説明をするのはこれくらいにしましょう。

というかもう語ることが無くなってしまいました。

ファイズはまだ駆け引きがあり、「格闘ゲームのテンプレのよう」と私自身書いていますが、

本作は格闘ゲームですらなくなってしまいました。

まぁこのゲームを買うような人はゲーム性には最初から期待してないと思うので、まぁいいや。

続いてコレクション要素。

ライダーゲーは毎回カードコレクションを入れていて、これを集めることがゲームの主な目的になります。

数も中々沢山あり、集めるの大変だなーと思ったら、付属の(初回特典)カードにコマンドが載ってる。

これを使うと、カードが全種類集まりますってアホ!!!

ただでさえ遊ぶ部分が少ないのに、この上カードが一発で集まったらそこで終わってしまいます。

6000円も出して遊ぶのが15分というのは避けたいので、このコマンドは封印します。

次は造形。

ファイズでもかなり出来のよかったポリゴンモデルですが、

今回はそこから更にクオリティを高めています。やっと褒められるところが!

前作で気になった関節も今回はちゃんと接いでいますし、

ポリゴン化が難しいと思われたブレイドのライダーたちをちゃんと再現しています。

アンデッドも大分いい感じに出来ています。

ジャックフォーム、キングフォームの各アクションもきちんと動きます。

製作チームはモデル作って飽きちゃったんだと思いますw

最後に原作の再現度。

ハイクオリティなポリゴンモデルと(たぶん)キャプチャーしたモーションにより、

かなり高い再現度を実現しています。

カード二枚、三枚ラウズの際には構え→周りをカードが回るという原作通りのモーションも入ります。

封印モードでは手に入れたカードによって必殺技が変化しますし、

フォームチェンジも出来るようになります。

フォームチェンジの際にアブゾーブのモーションが無く、

一瞬で変わって一瞬で戻ってしまうのは残念ですが。

参戦キャラクターは、

仮面ライダーブレイド(withジャックフォーム)

仮面ライダーギャレン(withジャックフォーム)

仮面ライダーカリス

仮面ライダーレンゲル

ローカストアンデッド(KICK)

ディアーアンデッド(THUNDER)

トリロバイトアンデッド(METAL)

ジャガーアンデッド(MACH)

ボアアンデッド(TACKLE)

高原(イーグルアンデッド)(FUSION)

キング(コーカサスビートルアンデッド)(EVOLUTION)

バットアンデッド(SCOPE)

ゼブラアンデッド(GEMINI)

伊坂(ピーコックアンデッド)(FUSION)

プラントアンデッド(BIO)

モスアンデッド(REFLECT)

センチピードアンデッド(SHUFFLE)

吉永美雪(オーキッドアンデッド)(ABSORB)

スパイダーアンデッド(CHANGE)

嶋昇(タランチュラアンデッド)(EVOLUTION)

仮面ライダーブレイドキングフォーム

ワイルドカリス

ジョーカー

+隠しキャラとなっています。

映画のキャラクターたちや虎姐さん、トライアルなんかは想像通りいませんが、

それでも沢山いるし、それなりにツボを抑えたキャラクター選びと言えると思います。

やればできるじゃないか。

ちなみにキングフォーム、ワイルドカリスはラウズ出来ず、必殺技のみカードを使用します。

普通のラウズもしたかった。

声は結構充実していて、ブレイドなんかはウェイウェイとやかましいですし、

ギャレンvsピーコックでは「さよこー」とか言います。

背景も原作通りだしこの辺は悪くないですね。

残念なのが曲で、ライダーゲーは毎作戦闘中に原作のエンディング曲がかかるのが燃えるポイントなのですが、

今回は曲がELEMENTS(オープニング)一曲のみ。これはイケてない。

覚醒(1stエンディング)をかけるだけでも全然違ったのに…本作が「手抜き」と言われる所以です。

前作でオートバジンが出てがっかりした隠しキャラですが、今回は

」キターーーーーーーーー!!!!

声を上げて笑ってしまいました。全く予想外だった。

もちろんラウズなんて無し。必殺技は「」だけで、これがまた弱いw

このキャラでやった時のみ、○連打だとキツイです。そうか。彼に合わせたバランスだったのかw

総合して本作はゲーム部分の出来が0点。

でそれ以外が70点くらいで、平均して35点。結局単位は取れないという仕上がりです。

原作のファンでもかなり(自分に対して)頑張らないと楽しめないので、

周りに持ってる人がいれば、その人に一時間くらいやらせてもらえば十分だと思われます。

個人的には隠しキャラの事もあり、そこそこ(瞬間的に)楽しめました。

あと、オープニングムービーは相変わらずカッコいいです。