ICO買ってきました。
各方面で名作の呼び声高いこの作品ですが、
気にはなっていたものの食指が動かず今まで未プレイでした。
んで今回やってみたわけですが。
これはゲームではないね。いやいい意味で。
物凄く綺麗な世界とその不思議な世界観を体験できる環境ソフトだと思いました。
そもそも主人公は高いところから落ちる以外には不死身ですし。
自分が抱えてる爆弾が爆発してもへっちゃら。体力ゲージも無いし。
攻撃がしょぼい(棒を振るのみ)割に防御は完璧です。
ジャンルは女の子誘拐救出アクション。
普通アクションというと爽快感だとかが大事です。
自分が凄い事をやってる!凄い動きができている!これが醍醐味だと思っています。
ですがこのゲームの主人公は子供ということもありタラタラと動きます。
常時女の子の手を引いていて、またこの女の子が足が遅い!
ダッシュもありますが、無理矢理引っ張られて
つまずきながらついて来る女の子が可愛そうでダッシュできない(笑)
この「可愛そう」と思ったことは重要で、
主人公の行動や景色に一々心動かされてしまい、システム以上に行動への制約が大きいです。
椅子(セーブポイント)に座った二人を見て、風の音を聞きながらぼーっとしてしまったり、
崖っぷちに行って海を眺めたり、そういうのが正しい遊び方な気がする。
ほったらかすとキャラクターがアクションするというのは結構どこにでもある仕様ですが、
部屋にある物を使って遊びだすというのは私は今まで見たことがありません。
樽に登ってみたり、階段をプラプラしたり、鳥を追いかけてどっか行っちゃったり。
ついつい心配になって、しょーがねーなと手を繋いであげてしまいます。
明らかにアクセクと先に進んだり、強い武器を探すとかレベル上げるとかいうゲームではないので、
空いている時間にちょっとずつ「見て回って」行こうと思います。
デジキューブって言うとFF7で一躍有名になった感があります。
当時夜中からの行列が当たり前だった人気ゲームを、コンビニで手軽に買えると。
私もFF7は学校の行き道のコンビニで買いました。
それともう一つ私の中で大きかったのは「マジカルドロップ3」。
近所のゲーム屋には入荷もせず(今思えばコンビニ限定だったのかもしれない)
途方にくれて入ったコンビニで発見したマジドロは輝いて見えたものです。
あと、真三国無双もコンビニで買いましたね。
こうして見るとデジキューブは私の駆け込み寺的な役割だったと思えます。
実際の損得がどう推移したかは分かりませんが、
確かに最近コンビニでデジキューブの筐体を見かけないとは思っていました。
導入当時はかなりの鳴り物入りだった気がしますが…残念です。
ゲーム業界の縮小という部分まで合わせて、少し寂しく読んだ記事でした。