GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

カルドセプト10周年

カルドセプトが初代発売から10年を迎えました。来年にはDS版も発売されるし、絶版となっていたセカンドのサントラも再販されました。なんとなくカルドセプトづいてきたので大宮ソフトのHP見てたら、「カルドセプトにおけるダイス目についての一考察」というエントリがありました。「ダイスの出目が偏ってる!操作してるんだろ!」という噂に対して検証を行った内容です。書かれたのが初代エキスパンションの頃なので、勿論SAGAの話とは全く無関係ですが、真っ先に乱数のバグを疑っていて、流石に眼の付け所が鋭い(SAGAでは本当に乱数にバグがあった)。

他のエントリも読んで行くと、ルールは勿論、カード一枚、能力一つ、パラメータ一つでもきちんと考えて設定していて、本当に拘ってゲーム作ってるんだなぁと思わされます。言われなければ気付かないし考えもしないけど、カルドセプトは確かに非常にテンポよく進行します。ローディングを意識させないことは勿論、人のターンでさえも「待っている感」は少ないです。カードゲームで相手の手札が見えるなんて普通に考えれば論外なんだけど、逆に見えることで面白くなっています。偶然がいくらかあったとしても、ゲームデザインにとても時間をかけ、「どうすると面白いか」「必要、不要なものは何か」を真剣に考えて作られたことは間違いありません。

SAGAでは「監修」の立場だった大宮ソフトも、次はまた製作をするようですし、元々携帯機向けのゲームでもあるので、DS版には非常に期待しています。プラットフォームも今までに無く母数の多いDSということで、売り上げも期待していいんじゃないかなぁ。