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満つらざるとも屈せず

サイヴァリア開封

サイヴァリア コンプリートエディション開封。

アーケードの縦シューPSYVARIAR MEDIUM UNITと、そのリメイクPSYVARIAR REVISIONがセットになったソフトです。

システムはいわゆる弾幕系ですが、特徴的なのが敵弾にBUZZ(かす)ることによってゲージを溜めレベルアップ出来ること。通常は大きく避けるべき敵弾にあえて近寄るというプレイスタイルが基本となります。特にリヴィジョンでは一つの敵弾に複数回BUZZることが可能になり、敵弾に張り付いて移動する様な動きが求められます。また敵弾に出来るだけBUZZるためには敵を生かして弾を撃たせなければならず、出現即破壊を至上とするシューティングの中にあって、これも異彩を放つ一因となっています。

実際にプレイしてみると、BUZZった時やレベルアップの演出が非常に気持ちよく、またPS2版ではコントローラが振動し、臨場感を高めてくれます。危険な敵弾に張り付いていること、弾幕の真ん中にいること、BUZZった自機がバリバリ光ってること、コントローラがアホみたいに震えていることが相乗効果となり、脳がとても幸せな感じになりました。特に後半の難し目のステージでは、敵弾一杯!でもなんか避けてる!スゲー光ってる!みたいな、弾幕シューティングが見出した「避ける快感」を最大限に研ぎ澄ました感覚が味わえます。

コンティニューに制限が無いので誰でもクリアは出来てしまいますが、成績(突破時のレベル?)に応じて進めるステージが変わるため、難しいところに行こうと思えば連コインは有り得ません。ちょっとやるだけのつもりが2時間ガッツリやってしまって、現在リヴィジョンの一番簡単なコースでノーコンティニューを達成。1面とか、ショットは一切せずにBUZZだけやってるとレベルが沢山上がって楽しい。

サイヴァリアは少人数、低予算で作られたことが知られています。確かにリッチなグラフィックとは言い難いし、低予算はインターフェースやオープニングに思い切り跳ね返っています。が、ゲーム内容は潤沢な予算のシューティングと比べても全く遜色無いレベル。色々条件があることは分かっていますが、ゲーム製作は人数や予算では無いことを改めて思い知らされます。