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満つらざるとも屈せず

シャイニングフォースフェザー開封

シャイニングフォースフェザー、開封。

シミュレーションはあんまりやらない私ですが、そんな重たくなさそうだったのと、戦闘がアクション風味で面白そうだったので購入。シャイニングフォースゲームギアでやった以来なので、旧作との比較とかは流石に出来ませんが、なんというか、変わったな、シャイニングフォース…。

まず感じるのは、あらゆるところから発せられる物凄いラノベ臭。絵も人物もかけ合いもお話も、まさにコテコテのラノベっぷりです。ただたぶんこれは狙ってやってることと思いますので、私がターゲットから外れているだけで、決して欠点にはならないのだろうと思います。内容は長いお話の間に戦闘が挟まる感じで、シナリオパートの比重が重めです。上述の様に私にはあまり合わないシナリオなのでちょっと辛い。折角戦闘がよく出来てるんだから、もっと戦闘に重きを置いて欲しかったかな。

さてそのよく出来た戦闘ですが、よく出来てるw一見RTSっぽく見えますが、基本はWT(ウェイトターン)のシミュレーションです。行動によって次ターンの行動順が変動し、待機すると増え、行動すると減る「フォース」を効率よく運用することが肝となります。攻撃自体はVPっぽいアクションで、難しくは無くスピード感やちょっとした駆け引きもあり、面白いです。ドットも非常にナイスドット!魔法とかの余波の演出もあまり見たこと無い感じのセンスのよさ。

全体にI/Fがよく考えられていて操作しやすく、あんまり細かい事考えないでもサクサク進んでかなり遊びやすい。ガチガチのシミュレーションやりたい人には食い足りないと思いますが、私にはこのヌルさが丁度いいです。

というか書いてて思いましたが、「WT」「行動順のコントロール」「行動力のチャージ」「戦闘がアクション」など、「ナムコクロスカプコン」に大分類似していますね。ナムカプはコンセプトは好きだったものの、あまりのもっさりした展開と、HPが減ると逃げるライバルをひたすら追いかけるシナリオに耐え切れず途中で投げました。フェザーは類似したシステムであるものの、ブラッシュアップされていて非常に遊びやすいです。アイデアはよかったんだよなぁ…。ナムカプをDSで、フェザーのシステムでリメイクしてくれないかなぁ。