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満つらざるとも屈せず

スローンとマクヘールの謎の物語

スローンとマクヘールの謎の物語開封。

このゲーム自体は昔からあったもので、「ウミガメのスープ」なんかは有名な物らしいです。スローンさんとマクヘールさんはその考案者(?)で、実在の人物。元々は出題者を囲んで複数の人が解答するゲームのようですが、本作ではこの出題者をDSが代行し、プレイヤーが解答していくことになります。

ゲーム内容は、出題者が「謎の物語」という、「普通の話から情報を欠落させて不思議に見えるようにした物語」を話し、その内容についてプレイヤーが質問。出題者はこれに基本的に「はい」「いいえ」「関係ない」で答えます。これを繰り返して真相に迫っていく、ゲームというよりは思考実験のような色合いが強い物です。

具体的な例をあげると、出題者がまず「あるところに坊主と殿様がいた。殿様は坊主に『城へ来い。』と命令したが、その橋には『このはしわたるべからず』の立て看板。しかし坊主は橋を渡って城に行き、殿様にも怒られることは無かった。一体何故?」と出題します。

プレイヤーは

- 橋の他に道はあった? → いいえ

- 坊主は空を飛べる? → いいえ

- 橋は非常に短かった? → いいえ

- 坊主の渡り方が重要? → はい

という感じで質問を続け、物語の真実を探っていくという流れになります。とんちかよ!と思うかも知れませんが、まぁ半分くらいはそういう話でした。

質問はいくらでも出来、ヒントも充実していますので、恐らく誰もが続けて行けば解答を得られます。つまり、レイトン教授なんかとは異なり、謎の難易度は関係無い仕様となっています。謎を紐解いて、真実を知る、そのロジックを楽しむソフトのようです。


そして一気にやってコンプリート。9時間ちょっとでした。どこかで30問程度って見た気がしていたんですが、実際にはその倍以上ありました。

何問か解いていると問題の傾向が分かってきて、話によっては質問一切無しで解答出来た物もw飛び降りた系はパターン過ぎるだろJK。くだらない話もあったけど、たまに感心するようなロジックも。思考の盲点に気付かされることもしばしば。

印象に残ったのはやっぱり「ウミガメのスープ」と、レースドライバーの話かな。レースドライバーはベテランで凄腕なのは分かるけど、事故を報告してないピットクルーは首にした方がいい。