GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

セルフはどこ?

Remember11、全エンディングに到達。大体23時間。

と言っても最初に見たグッドエンド以外は殺されるバッドエンドを延々と探すという作業でした。しかもそのフラグ管理がまた複雑で、限定版の冊子無しだとちょっと埋められた自信が無い。

冒頭から数多の謎が散りばめられ、グッドエンドの最後ですら全ては解決しないという挑戦的なシナリオですが、最後までクリアしたのに全然明かされねぇw本編を遊んだだけだと事件の動機、目的、思わせぶりな言葉の意味が一切明かされない。これは「想像の余地がある」というレベルではなく、「さてなぞなぞです。なーんだ?」くらいの投げっぱなしぶり。

そもそもこの話のきっかけとなった「事件」に本編では一切触れてない(そんな事件があったことにすら触れない=ユーザは事件の存在すら知らない)とか、物語冒頭で語られる重要なキーワードが実は「」とか、過去作で「想像の余地がある」ことを評価されていても、これを想像しろというのは流石にユーザを馬鹿にしてる。

特典冊子の解説、それにPSP版で追加された年表を読んでようやく大体のプロットが判明しましたが、そういうのは本編でやっとけよ、と思う。全部終わった後で、楽屋裏の話として「実はあれはな」を連打されてもちょっと白けてしまいます。

異常な難易度、飛び道具の仕掛け、更に全く語り切れていないシナリオということで、正直終わってみても読後感が全然無いです。Infinityシリーズだもの、こっから後2回くらい大きくひっくり返すんだよな?という感じ。これで終わりかー。