GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

続PSP体験版祭り

PSP体験版祭り。

GOD EATER

UNDEAD KNIGHTS

体験版やってみた。


ゴッドイーター

最早1ジャンルに成長した感のある「モンハン系」アクションゲーム。巨大な武器を持った人が、複数人でミッションを受けて、巨大な敵を倒し、素材を持ち帰ってパワーアップ。HPでも「狩り」という言葉を多く使っていたり、清々しいまでにパクっていて逆に安心感があるwまぁ世界観が機械文明ファンタジーで、かなりアニメっぽさを意識してるから、見た目は全然違うけど。

では劣化したパクリゲーかと思ったら意外とそうでもなく、モンハンの重たさを残しながらも大分スピーディーなアクションに仕上げています。ジャンプがあるので縦にも動けるし、ダッシュをはじめ行動が素早い。素早いけど決して軽い感じにはなっておらず、ちゃんと手応えがあって気持ちいい。キーレスポンスもいい。

武器は巨大な剣だけど、戦闘中任意に銃に変形出来る。銃は複数の弾薬を持ち歩けて、弾数には(恐らく)制限が無い。あと戦闘中に敵を「食べる」ことが出来る。捕食は隙が大きいけど、決まると気持ちいいし色々パワーアップする。

それから、デスペナが凄い少ない。死んでも仲間の体力を半分貰って復活出来るので、死んでも死んでも復活出来る。実際1ミッション中で5回くらい死んだけど仲間が生き返らせてくれた。死ぬと評価に響くくらいしかペナルティ無いんじゃないかな?

部位破壊なんかもあってシステムやI/Fは笑っちゃうくらいモンハンなんですが、逆に「システムもI/Fもモンハンでいいから、俺らはアクション部分頑張ろうぜ!」みたいないい意味での開き直りを感じます。モンハンをパクるだけに留まらず、モンハンでストレスだった部分(それが面白いとも言うけど)を丁寧に取り除いている印象。マップに継ぎ目が無く、一度マップに出てしまえばローディング無しとかも大分頑張ったんじゃないかと思います。


アンデッドナイツ

分類が難しいですが、ピクミン系の亜種になるのかな。やや無双っぽい感じもあり。アクション部分は平々凡々で、悪いわけではないけど特にいいところも無し。

特徴的なのはピクミン系に必須の部下の集め方で、主人公は敵を掴むとゾンビに出来て、このゾンビを部下として使役することになります。「X体以上いないと壊せない門」などもあり、この辺はピクミンに忠実。

ゾンビはいくらでも作れる(=敵もいくらでも沸く)けど、時間が経つと自然崩壊する。ゾンビと一緒に敵を切るとダメージ・点数にボーナス。ゾンビを犠牲にして必殺技が出せる。ゾンビを盾にして矢の雨を抜けられる。超えられない谷間はゾンビ橋で超える。届かないボタンにゾンビを投げつける。

などなど、本作ではゾンビは徹底して「兵力」であり「消耗品」です。大事にしても時間で消えちゃうし、元々敵だし、敵が沸く限り簡単にいくらでも追加が作れるので、とにかく作りまくって使いまくるのが正解。

内容としては割とシンプルだと思いますが、敵兵士がどんどん味方になって、その思い入れも無い味方を使ってやりたい放題するのは思ってたよりずっと楽しい。誰もふざけてないのにコミカルに見えるってのは演出が上手いんだと思う。今回のPSP体験版祭りの中では、グラディエーターに次ぐ面白さでした。

体験版は明らかに見所であろう「ゾンビで橋をかけて谷を渡れ!」って言われたところで終わってしまって、上手いなぁと思わされる。これは製品版やりたい。


明らかに内容が説明しづらいため営業さんは苦労されたそうですが、確かにこれは分かりにくい。触ったら楽しい、触らんことには誰にも分からない。

「ゾンビでやりたい放題!」というフレーズは実際何も伝えてないに等しいけど、遊んでみると非常に端的に内容を表していると思いました。うん、これは「ゾンビでやりたい放題!」だ。

つーかこのソフト、こんなにも洋ゲー臭いのに国産品らしい。テクモセガが伝染ったか?