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満つらざるとも屈せず

思い出話 46億年物語

昔の思い出を書いてみる。


SFC 『46億年物語』

思い出話を書こうと思ったきっかけ。

SFC初期にENIXから発売された進化アクション。藤原カムイのパッケージが印象的。昔のENIXはドラクエを延期しまくる傍らで、本作とかスラップスティックとかワンダープロジェクトとかガイア幻想記とか、妙に冒険心溢るるソフトを出していて胸が熱くなるな

本作はそのタイトルの通り、地球誕生から哺乳類の繁栄期まで46億年を生き抜くアクションゲームです。と言っても生命体が存在しない大半の時期はスキップされて、魚類からのスタートですが。章立てになっていて、魚類→両生類→爬虫類→哺乳類の順に進化して行きます。

行きますが、進化の自由度はそこそこ高く、爬虫類のまま氷河期を頑張る(哺乳類の方がパラメータが上なので弱くて泣ける)とか、鳥類になるなどの選択も可。また通常だと進化の限界は四足ですが、隠し(兎の頭と猿の体だったかな。今思うと凄いキメラだな)で二足歩行(つまり人類)にも進化可能。捕食が難しくなりますが道具(石斧)を使った攻撃力が圧倒的で、人類すげーなと思ったものでした。

章の流れは史実(?)に沿って進みます。隕石が降って氷河期も来ます。しかし後半に行くに従ってフィクション成分が増えて来て、鳥類でのみ行ける鳥人が支配する空の城、裏で進化をコントロールしている宇宙人の存在、ガイアの語りかけなどのトンデモもあります。


そもそもアクションとして非常に面白く、進化してパワーアップというのも目新しく、隠し要素も満載。バランスはやや大味ですが、ゲームとしての割り切りが上手く、今思い出しても傑作でした。

一応ざっくり地球の歴史(人類史?そんな地球史から見ると1%未満の歴史は知らん)を追いかけられるので、お子様の情操教育にも最適。酸素を作り出す「ストロマトライト」とか未だに覚えてるわ。権利関係も難しくないと思うんだけど、バーチャルコンソールで配信してくれないかなー。