GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

SPLOSION

SPLOSION MAN、予想以上に面白いぞ。

最初はあんまり魅力を感じなかった本作ですが、やっていたらどんどん面白くなってきました。ステージ構成が練りに練られていて、仕掛けを上手く動かるとかなり気持ちいい。時に弾丸のように飛び回る主人公を制御し切っている快感。時に巧妙に隠されたケーキをズバリ見つけた時の快感(実際にはヒントの出し方が上手く、本気で見つからないことは殆ど無いのですが)。

複雑なステージ構成はともすると難しくなり過ぎてしまいますが、主人公の行動をバッサリ削ったことが功を奏しています。例えば何かが迫ってくるとして、他のゲームならジャンプか攻撃かガードかみたいな選択肢が発生します。しかし本作では、何が迫って来ようが、どんなに速く動いていようが出来ることはただ一つ「爆発」のみで、迷いようがない。

最初のアイデアがよく、しかしそれで終わらずにゲームとしてきちんと組み立てられている。これは傑作の予感。


GHOST TRICK開封。

雑感は過去の日記にて。

体験版と比べると、仕掛けが大分細かくなってる。制限時間があるから早く動いた方がいいんですが、カウント中も会話があるので、ついつい聞いてしまう。軽妙なテキストの取り回しは流石逆転裁判の中の人。場面転換は(今のところ)あくまでも自分の移動で行われ、電話線を通って遠隔地にジャンプも可能。ただし自分はゴーストなので、人に対して直接質問したりは出来ないのがもどかしくも面白い。様々な要素がこのゲームを組み立てるために有機的に繋がっていて、いちいち唸らされます。

簡易ポリゴンを「絵」として取り込んだ画面演出は、フラッシュっぽくヌルヌル動きつつ、回転とかしても破綻しない。前にも書いたけど、この演出ってあんまり見掛けなくて、他にパッと思いつくのはEXITくらい。逆転裁判よりダイナミックに画面を使えるし、見た目にも特徴が出る。またポリゴンをあまり使わずパワーの無いプラットフォームでも実現出来るので、他のゲームでもどんどんパクったらいいと思う。あと、フォントがカッコいい。

現在、とりあえず最初の危機が去る所まで進行。楽しみにしてたソフトだから、出来るだけゆっくりやりたいなぁ。