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満つらざるとも屈せず

Xenoblade開封

Xenoblade開封。

本作はモノリスソフト制作のRPG。個人的には「JRPGの完成系」だと思います。

まず、世界が死ぬほど広い。全世界はシームレスに繋がってるのですが、もう等身大でアホみたいに広い。例えば、最初の街だけでうんざりするほど広い(オプーナを思い出すなぁ…)。更に時間の概念があって、時間毎に居る人が変わる。当然特定の時間じゃないと会えない人も多く、現時点で6時間くらい、シナリオそっちのけで街を回ってるけどまだ全然回り切れない。

街の外も当然広い。闊歩するモンスターも種類が多く、LV2~3で到達することになる最初の街の周囲は、夜になるとLV70とかのモンスターがウロウロしてる。好奇心で近付くといきなり襲われて即死。でもデスペナが殆ど無いので殺されるのも楽しい。

戦闘もシームレスに展開。アクション性高めの作りで、スキル発動が肝。未来視や仲間への声かけなど一つ一つは単純ながら多くの要素があり、半分オートバトルなのに全く退屈しない。戦闘が終わると死者は復活し、体力は自動回復する。いちいち回復するみたいな手間が無く、要らんことを考えなくていい。

残念ながら、人物のポリゴンはショボい。特に今時顔がテクスチャというのが痛い。アップになると見れたものじゃないし、テクスチャなので角度が変わると歪んで見える。でもちょっと離れると全く違和感を感じないし、その分(?)背景のポリゴンを遥か遠景まで描画してるので世界が目茶苦茶広く深く見える(そして実際広く深い)。

その圧倒的な広さをフォローすべく、ランドマークへの一発ワープや、クエストは条件を満たした時点で達成(「報告に戻る」必要が無い)などシステム側も全力でフォロー。でも世界が広過ぎて追いつかない。ただ広いだけの世界は苦痛だけど、本作はそこにギッシリと要素が詰め込んであり、プレイヤーの「冒険してる」感を増幅します。

あまり広いと面倒になりそうですが、細かなクエストやリスト埋めなどの小目標が膨大にある(そして小出しにされる)ため、「あとあれだけやってから…」とやってるうちに数時間。クエストは強制ではなくあくまで能動的に行う物なのでやらされてる感も無く、これもまた「冒険してる」感に一役。


とにかく、やったことが徹底的に無駄にならない、行動がリストで保存される。敵を倒すのは勿論、人と話すことも、世界を隅々まで回ることさえも自分にフィードバックされる。秘境を見つけるとそれだけでレベルアップしたりする。

美しく広い世界を好奇心のままに走り回って、膨大なクエストを受けて、仲間どころか街の人とも絆を深め、リストを埋める。あれやりたいこれもやりたいとやってるうちに何時間も経っている。

なんというJRPGの完成系。超面白い。