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満つらざるとも屈せず

ライダージェネレーションクリア

オール仮面ライダー ライダージェネレーション、クリア。

開封が22日だったと思うので、5日くらいかな。進捗としては難易度5段階の3番目まで全部クリア。

本作は多数の仮面ライダーを使用出来るベルトスクロールアクション。ライダーやその敵がひとつ所に集まった理由はいつものアレ。はいはい時の列車時の列車。

登場ライダーは29人、発売当時はオーズの放送中だったと思いますが、隠しキャラで後番組のフォーゼも登場。これだけいるといつもの子供向けのライダー大集合ゲーかと思いきや、これが意外とよく出来ています。ライダー一人一人はきちんと性能に差があって、色んなライダーを試す楽しみがあります。で各ライダーの特性を仕様として落とし込み差別化しつつ、ゲーム的にもちゃんと面白い。ただライン判定が細か過ぎるのがちょっと気になるかな。

格闘ゲームに比べれば技の数は少ないですが、そのチョイスにも原作へのリスペクトが感じられます。クウガのサムズアップ、ファイズのクリムゾンスマッシュ、RXの「そのときふしぎなことがおこった」まで、原作そのままのエフェクトと効果音がついててこれだけでもテンションが上がる。個人的には、アクセルフォームでいわゆる「キャンセル」が出来るファイズがお気に入り。しかしよくバースの7つ道具をこの仕様に収めたと思う。敵もガラガランダからイカデビル、ウェザードーパントアポロガイストにシャドームーンまで出てきて、ボスクラスとは各ライダー個別に掛け合い(というほどの物じゃないけど)もあり。

声はオーズ、バース、ダブル、ディケイド、あとアンクは本人で、それ意外は吹き替え。あ、ナオミも本人だな。全く似せる気がない人もいる一方で、「ウェア!」「ウェイ!」と頑張ってるブレイドが微笑ましい。まぁ続編だとブレイドはご本人になるらしいけど。ドットもこのご時世にかなり頑張ってる。これだけの人数がいて、しかもそれぞれフォームチェンジとかして大変だろうに、かなりきっちりと描き込まれています。

話としては大したことは無いのですが、ラスボス(科学者)を倒した後でライダーマンに「世界が全て見えている気になるのさ、思い上がった科学者というのはね…」と言わせるなど、各ライダーの性格をちゃんと考慮してセリフが作られていて好感触。スタッフロールでは歴代ライダーがバトンタッチしていく演出など、可能な範囲でカッコよく見せようとした努力が見られてとてもいい。

高速スクロールやジャンプ面など差別化しようとした跡は見られるものの、ゲームとしては基本的に出てきた敵を倒すだけで、単調なことは否めません。ですがこれだけのライダーが原作の技で、原作の敵を相手に暴れまわるというだけでもかなり楽しめました。ゲームとしても面白かった。続編にも期待。