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満つらざるとも屈せず

無題

戦国無双クロニクル2nd、メインの全シナリオクリア。

プレイ時間36時間半。シナリオの数はかなり多いのですが、合戦自体の数はそこまで多くないので、大阪冬夏とか何陣営あるんだよっていう。

そしてこれだけ頑張って、まだシナリオ達成率が63%っていう…。物凄いボリュームだな。まだ全シナリオ最低難易度でクリアしただけ(上にプラス3難易度ある)だし、諸将のレベルも武器も親密度も全然足りない。前作を600時間やった、みたいな人もいたらしいけど、納得。


不満点も色々あるので書いておきます。

まず、やっぱり気になるのは倒した武将の再登場かなー。特に最後の壁として設定されてる真田一門が酷い。戦国時代のオーラスとなる大阪冬の陣と夏の陣、そのラスボスとして設定されている真田さんちは、そもそも「もう時代の勝者は決まってて、ここで勝ったってどうにもならんのは分かってるけど、俺にも意地があるから最後まで抵抗するわ」というメンタリティ。その体現者たる真田幸村甲斐姫、くのいちは、「負ける→『ここで負けられない、一時引く』→再登場→負ける→『これくらいで俺の魂は折れない、一時引く』→再登場→めった斬りにされて負ける→『まだ終わってない、次の戦がある』→夏の陣に再登場」という、諦めが悪いのもいい加減にしろよというアイアンボディ。不死身にも程がある。

あと、シナリオを様々な視点から描くに当って、全員を志あるいい人にしようとしてて、そのせいでどうもお話がぼんやりしてしまっています。例えば本能寺の変では、明智光秀は「信長の志を引き継いで俺が信長の望む世の中を作る。そのためには俺が信長を斬るしかない」とか言って、信長も「よしわかった、やれ」みたいな。作中を「志」「義」が行き交って、そのためなら主君殺しも寝返りもしょうがないという雰囲気なので、どうにもみんな芯があるというよりは考え過ぎのめんどくさい人みたいになってる。

それから、人手を煩わせるためにAIが馬鹿めに作ってあるのだと思いますが、場面によっては度を超えて馬鹿。「撤退地点まで退却しろ」とミッションが出てるのに、反対方向に雑兵がいるとかなり遠くまで追いかけて行き時間切れとか。対象の武将がNPCだとプレイヤーは雑兵を掃除するしかなく、掃除すると更に反対方向に行ってしまったりする。全体に、もうちょっとミッションの優先度判定を重めにして欲しい。

ついでに、会話が終わらないとフラグが立たないのもたまに気になる。例えば「閉じ込められたので、門を守る敵を倒して脱出しろ」って言われて速攻で倒しても、他の人が会話してるとそれが終わるまではミッションクリアにならず、門が開かない。その間にも戦場は進行するわけで、気が焦ってる時に10秒とか止められるとイラっとします。


まぁなんだかんだ不満点もありつつ、面白いわけですが。

やはり武将切り替えシステムは秀逸過ぎる。何度も書いてるけど、戦場の密度を物凄く上げられるので常にタスクが無くならないし、展開が早くなって1プレイの時間を圧縮出来る。既存作は1シナリオ1時間くらいかかって、しかも失敗すると全部パーだったので、特に難易度上げると1プレイがめちゃくちゃ重たかったのよね。色んな武将を一度に使えるのも、アクションだけど軽くストラテジーっぽくなるのもいいアクセントで、無双の弱点をまとめてカバーするナイスアイデア

あと全然関係ない話ですが、今日すれちがい武器配信で受け取った武器が、自分が配信した物だったのでちょっと嬉しかったです。