GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

受付嬢の薄い本

みんなのゴルフ6、開封。

 

みんゴルもいつの間にか6作目。私が最後にやったのはたぶんPSの2だと思いますが、最新の6をやってみて、いやー変わらないゲームだなと。と言っても悪い意味ではなく、古今ゴルフゲームというのは結局FC「GOLF」から大きな進化はしておらず、そういう意味じゃGOLFの完成度が凄まじかったんだな。

 

本作はVITAのローンチソフトで、その映像は「流石」の一言。みんゴルとか、GTもそうなのですが、これらは「これ一本でゴルフに関しては全て揃う」というソフトで、所有の満足度が非常に高いゲームです。ハードの進化に伴って、ボールの凹凸や芝、背景まで全てが美しくなり、VITA買ってよかったと素直に思えるクオリティになっています。

 

中でも特にモデリングの進化には目を見張る物があります。みんゴルは元々デフォルメキャラクターによるゴルフゲームで、本作でも(やや頭身は上がりましたが)それは変わらないのですが、「デフォルメされた状態でめちゃくちゃ可愛い」という非常に上手い落としどころとなっています。ゴルファーも受付嬢も物凄い可愛くて、デフォルメキャラでこれだけ盛り上がった例はちょっと記憶にない。この子たちの薄い本はどこに売ってますか。

 

…なのに、プレイヤーの分身であるところのロビーキャラ(アバター)のあのブサイクさはなんなの。最高に美しい受付嬢と、初期パーツで精一杯可愛くしようと頑張ったロビーキャラのツーショットを張るけど、

 

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この有様ですよ。

 


上で「ゲームとしては変わらない」と書きましたが、「やることは変わらない」のに「ゲーム性は深化」しています。解像度や操作周りが細かくなった結果、パラメータの目が細かくなっているためです。

 

どういうことかと言うと、今までは10刻みだったパラメータが1刻みになってるような感覚。例えば最大パワーを100とした時、今までは95以上であればマックスとして判定されていたものが、本作ではそのまま95として検出される。結果本当のベストショットというのがかなり出にくくなっています。

 

昔のみんゴルは、そんなにやり込んでない私でも、18H回ってアンダー10とかちょっと有り得ない結果が出たのですが、本作ではオーバー3とかで、妙にリアルな結果が出ます。パーパットの「3m以上のパットなんて入るわけねーだろ!」という感覚一つ取っても、ゴルフゲームってのは意外とハードパワーの影響を受けるもんなんですね。

 


あとゴルフゲームは全体に「18H回らないと終わらないので長い」というイメージがあったのですが、1Hが長くても3分程度で終わるため、ハーフで30分、フルでも1時間程度で、思ったほど長く感じない。

 

買った時は「まぁ所有欲が満たされたら遊ばないかな」と思っていましたが、意外と楽しく遊べています。