GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

パンツ魂

DSi ware 任天童子

ダウンロード。


DEAD OR ALIVE 5+、開封。

まぁ開封の前に体験版をここ暫く遊んでいたんですが。普段あんまり格ゲーしない私ですが、体験版をこれだけ延々遊べるなら買ってもいいと判断。

いわゆる当て身投げである「ホールド」を全員が標準装備し、いつでも(打撃を受けた状態からでも)出せる本作の肝は読み合い。相手の手を予想して外し、ホールド不可能な状態まで持っていく。丁寧に展開すると一気に大きなダメージを取れるようになっていて、読みが当たった時の爽快感はかなりのもの。

それから、本作は1→2以来の大幅なポリゴンモデルの見直しをしていて、ついに不気味の谷を越えた美しさ。ちょっと前まで3DSのDimensionsを遊んでいましたが、モデルは元より本作では「空気の密度」みたいな物が全然異なり隔世の感。これだけの映像を作れるVITAというのはやっぱり凄いパワーのあるハードなんだなぁと感じる一方で、携帯機の限界も見える。

DOA5の据置版映像は本当に美しく、肌や服の質感から、下着の凹凸までも再現した超高精細モデル、戦っていると肌を汗が伝い、シャツが透けるなど、間違いなく現状世界最高峰の映像となっています。実写よりも美しい。

一方のVITA版は、携帯機としては頑張っているものの、モデルは物凄い簡易版。「よく見ると省略してる」のではなく「見るからにショボい」というレベルで異なります。例えば筋肉の凹凸や反射の表現はほぼ無くなっているし、細かな刺繍なんかはただのテクスチャになっちゃってる。パンツも据置みたいに「魂が入ってる」感じは無い。関節の繋ぎもいい加減で、ダイナミックな姿勢だと破綻する。いや美しいんだけど、間違いなく美しいんだけど、ショボい。でも美しい、という複雑な感情。少なくとも据置みたいな、ため息が出るような美しさは表現できていません。

携帯機はかなり進化したけど、やっぱりまだ本気出した据置には敵わないんだな。