GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

オシャレ女子

3DS わがままファッション GIRLSMODE よくばり宣言!

購入。

本作は、ショップ店員の女の子になって客に服をオススメするゲーム。本来俺のようなオッサンには縁の無いオシャレ世界ですが、「ゲーム」と名が付けばなんでも口に入れるんだぜ。

基本は店に来る客に「ポップなアウターが欲しい」とか言われるので、要望に沿ったアイテムを提示してお買い上げいただくゲーム。客によっては全身揃いの「コーデ」を要求されたりもする。また店の品揃えや在庫には限界があり、定期的に展示会に出かけて気に入った服を仕入れてくるのも店員の仕事。オシャレなコーデを提案すると客がリピートしたり、その服が流行ったりするらしい。

この界隈に全く当りが無い私ですので、ポップ、フェミニン辺りはともかく、"ガーリー"、"プレッピー"と来て白目になりましたが、本作には雰囲気検索があるので、「ガーリーな服」検索をして出てきたのをピックアップすれば全身コーデも一丁上がり。まだ序盤だからか色とか細かいことも言われず、オレンジと紫の組み合わせとか、全身ボーダーとかでも客大満足。大満足過ぎて次回来店時にその服で来るのを目の当たりにして変な罪悪感を感じたりする。

ゲームが(今のところ)簡単なので、ゲーマーとしては段々と思考がよれて「出来るだけ高い物を売りつけよう」とか「合わせにくい変な服を押し付けよう」みたいなベクトルに向かってはいますが。今後難易度は上がるのかね。

展示会で店のために購入した服は「試供品」として自宅にも同じものが配送される。主人公はオシャレ女子でしかも店の看板たるショップ店員様であるから、初期状態でもかなりの数がある中から私服をセレクトして店に立ちます。散々客の着替えやった後で自分も着替えかよ、と思いきや、この服をとっかえひっかえ合わせるのは結構楽しい。単品だとあり得ない感じの服でも、取り合わせ次第ではかなり可愛くなったり、女子のファッション好きがちょっとだけ分かった気がします。実際の着替えだと、「インナー変えて」っつったら上着脱いでインナー変えてまた上着着てと面倒ですが、ゲームではワンタッチでパっと変わるのもいい。

ゲームの舞台がオシャレ女子が集まるオシャレシティーなので、世界観はかなり緩め。主人公の友達は美容師とメイクアーティスト。上で「ショップ店員様」とか書いたけど、毎日コーデ考えるのは面倒なので、一週間くらいは同じ服で出勤してるけどなんも言われない。客は自分の着る物をショップ店員に丸投げするし、「予算は20万円」だの「他の店でこの上着買ったけど、ちょっと変だからもう一着買う」だの、真っ当に働いているとは思えない金銭感覚。出退勤の時間は決まっておらず、店長は「接客で疲れたら、家に帰って寝てもいいんだからね」とか言う。挙句の果てに「主人公ちゃんに、この店を譲ろうと思うの!」とか言い出して、流石のオッサンも「お前商売舐めんなよ」と説教したい気持ちに。

とまぁ色々突っ込みながらも、「ベーシックとフェミニンは相性がいい」とか口にするようになり、デニムショートパンツを町でよく見かけることについて、その万能感を実感して納得しつつ、なんだかんだ楽しんではいます。

ただ正直、ひたすら着替え続けることに早くもダルさを感じてもおり、今後続けられるかは未知数。