GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

誠の旗を信じてる?

幕末Rock、前作分のストーリークリア。

プレイ時間10時間。

世界観は完全に壊れているのでもう突っ込むだけ野暮ですが、ライブシーンでウグイス嬢が「フラッシュ撮影はご遠慮下さい。携帯電話の電源はお切りになって~」とか言うところになんとなく集約されるように思う。お話は締まるところが締まって熱いのですが、悪の歌を押し返す正義のロックみたいな感じで、冷静に考えるとやっぱ頭おかしい。

アニメとゲームというメディアを比較すると、「動画で分かりやすく見せられるアニメ」と「尺の制限のないゲーム」というのがまず大きな違いですが、本作もまさにこれで、ゲームでは各キャラクターの性格が細かく描写される一方、「ワイン風呂」「覆面雷舞」みたいな絵が無いと状況が分からない部分は無し。特に新撰組のダンスパフォーマンスは幕末ロックの面白さ()の3割くらいは担っているので、この描写が出来ないゲーム版は致命的。アニメ版の新撰組雷舞で観客が「M!A!K!O!T!O!誠!」ってコールしてるのがすっげー面白かったんだけど、これもアニメオリジナルの模様。というかゲームが先であることを考えると、アニメが物凄い「分かってる」良アニメだったんだと思う。