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GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

マクロスΔスクランブルクリア

ゲーム:ARTDINK:マクロス:デルタ

マクロスΔスクランブル、全ミッションクリア。

 

プレイ時間19時間半。

 

本作は「ガンダムバトル」シリーズから続くARTDINK開発のアクションシューティングゲームPSPにてガンダムマクロスでそれぞれ数作出ていますが、VITAでは本作が初。私のプレイ経験としては、確かガンダムバトルクロニクルが最後だったと思います。

 

原作の機体、パイロットが沢山出てくることが特徴で、しかもそれぞれの機体を強化可能。原作再現を楽しんだり、夢のシチュエーションを作ったり、弱い機体をフルチューンすれば強い機体を圧倒出来るようにもなります。

 

ゲームとしては、バルキリーの三変形もバッチリ再現され、マクロスの特徴であるミサイルの軌跡も美しく、慣れてくれば「状況に合わせて変形しながら敵のミサイルを撃ち落とす」みたいな原作顔負けのアクションも可能になります。バランスは緩めですが、原作のエースパイロット感を再現するならバリバリ撃って落としまくれるこれくらいが丁度いい。

 

また同じくマクロスの特徴である「歌」についても、サポートで連れてった歌姫(一部男)たちがカットイン付きで原作の歌を歌ってくれて、色んなサポート効果を得られます。単純に歌が流れるだけでも凄いテンション上がる。

 

テンションの上がる歌を聴きながら、ガシャガシャ変形してバリバリ撃って、弱めの敵を撃ち落とす爽快なゲームとなっています。

 


という建付けの部分はとてもよく出来ているのですが、これが楽しいのは中盤までで、その後はちょっと微妙な感じになってきます。

 

まず、本作は先日まで放送していたアニメ「マクロスΔ」のゲームなので、メインはあくまでΔのストーリー。しかも放送中に開発されていたため、原作の折り返し(13話)までの内容です。なのでいくら膨らましても両陣営合わせて60超のミッションにはエピソードが足りず、「敵が出たから倒せ」的な水増しミッションが多くなってしまっています。同様に登場人物も足りないため、敵も味方も同じ面子が延々戦うことになります。

 

特にウィンダミア側はウリである歌も2曲しかなく、今一つテンションが上がらない歌を何度も聞くことになって辛い。ウィンダミアは敵側であるワルキューレの歌を「穢れた歌」と呼んで敵視していますが、実際ウィンダミアに所属してるとあれは「羨ましい」という感情に思えます。

 

また、マクロスという作品は大体のメカが三段変形完備のバルキリーであり、状況を選ばない便利な機体なのはいいのですが、大量にバルキリーが出てきても正直プレイ感に違いが感じられません。

 

圧倒的な作品数を誇るガンダムと比べるのは酷ですが、「話が無い」「人がいない」「メカがどれも同じ」で全体にリソース不足は否めず、中盤を過ぎると「俺ずっと同じことやってるな」と気付いてしまいます。

 

あとロックオンの仕様がやたら不便なのは困った。真横にいる敵を狙ってくれないとか、巨大な(狙う箇所が多い)戦艦が出てしまうと事実上使い物にならなくなってしまうとか。

 


と不満点も多いものの、全体としては遊びやすい面白いゲームであるのは間違いありません。

 

何十機もの敵機を見る見る撃墜していく俺SUGEE感は気持ちいいし、原作で関連のあるキャラ同士にはちゃんとクロスオーバー会話がある。アニメ後半部分をDLCにて無料配信することも決定してるし、昔見てて好きだったファイヤーボンバーの「突撃ラブハート」「TRY AGAIN」なんかはかかっただけでやっぱりテンション上がる。

 

とあるミッションでは、ワルキューレ5人の「歌はXX!」って前口上の直後に熱気バサラさんが「歌はパッションだ!」って乱入してきて、撃ち落としても撃ち落としても曲を変えながら何度も復活してきて笑った。これはウザい、ガムリンの気持ちも分かる。ガムリンいないけど。

 

このシリーズは毎回そうなんですが、シリーズ仕切り直しの一作目は荒削りで、続編でワっとメカやらエピソードやら増やしてくるのよね。後半DLCだと続編は出ない気もしますが、ブラッシュアップされた続編が出るならまた遊びたい。その前に本作でトロフィーのために延々クレジット稼ぎするんだけども。