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満つらざるとも屈せず

BulletGirls2岬守クリア

バレットガールズ2、岬守学園編クリア。

 

本作はSHADE開発のTPS。コンセプトは前作と変わらず、「女の子がサバゲーやって、弾が当たると服が破れる」以上。シンプルで大変力強いコンセプトだと思います。


前作はハイクオリティなポリゴンモデル、部位狙撃による服破壊、60FPSで安定などコンセプトに徹した良ゲーでしたが、シナリオの短さやボリューム、ゲームバランスに難があり、荒削りな印象でした。

 

続編である本作は、まさに「理想的な続編」と言えるパワーアップを果たしています。

 

まずはライバル校の追加により、単純にキャラクターが倍近くに増えて、武器も多連装ランチャー、ガトリングガンなどが追加されています。前作では殆ど語られなかったシナリオもライバル校との絡みによって大きくボリュームアップ、伴いミッション数も倍増しました。

 

前作では各キャラクターに「得意武器」があり、これによって使用キャラクターが偏ってしまう問題がありましたが、今回は「得意な武器種のちょっといいやつを持ってる」くらいの扱いになり、キャラクター選択の縛りが緩くなりました。

 

どれを着ても同じだった服は「メイド服はカチューシャで頭も守れる」「スク水は手足は丸出しだけど体の防御力が高い」というように差別化。一方前作では下着と効果が直結していたため、着用下着は縛りを受けていましたが、本作では「下着にはスロットがあって、セットするマテリアルによって効果が変わる」ため、好きな下着を着られるようになりました。

 

前作ではコンプしてしまうと後は脱がす理由が無かった服は、脱衣数の戦闘評価との直結と、上記のスロット数がランダム付与されることで、常に可能な限り脱がせた方がいい物になりました。ダブった下着は売却されることで僅かながら資金にもなるエコロジーシステム。

 

アクションとしても障害物や谷間の自動ジャンプ、匍匐の自由化、前滑り撃ちや各キャラ必殺技の追加など便利にかつ多彩にパワーアップ。あと地味にお金の出入りバランスがかなりよくなってて、延々と稼がなくてよくなったのは凄く嬉しい改善点。

 

遠距離での敵の射撃精度の異様な高さがあんまり変わってないのは残念。

 

全体に意味が薄かった要素を有用化し、弱かったところを強化してボリュームを増加した、繰り返しになりますが「理想的な続編」という印象です。