GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

P3Dトロコン

P3D、トロフィーコンプリート。

 

プレイ時間15時間。

 

本作はペルソナキャラクターのダンスゲーム。前作はペルソナ4のキャラでしたが、今回は3と5の同時発売。いずれにしても、基本、おしゃれ。

 

原作であるP3は元々PS2のゲームで、PSPには移植された物のP4ほど多方面で展開されていないため、今回たぶん初の高ポリゴン化。アイギスとか凄い可愛くなってる。元々ペルソナシリーズは曲がかっこよく、アレンジもあってダンス曲としてのハマりはバッチリ。一部楽曲を思い切って完全ムービーにしていて、着替えが出来ない代わりに豪華な演出を沢山入れているのは、良し悪しはあるけど面白い試み。

 

キャラクター、曲、ダンスは勿論新作ですが、ゲームとしては前作(P4D)で完成されていて、今回追加要素というのは殆ど無し。というか前作には相当力の入ったストーリーモードがあり、専用の新キャラもいましたが、今回はストーリーも新キャラも無し。代わりにキャラクター同士の掛け合いが見られる「コミュ」が追加されていますが、個別の雑談が見られるだけなのでさほど興味は持てず。

 

登場人物が全員戦闘員で、前作のナナコくらい振り切ったキャラがおらず、「ジュネス」みたいなお遊びが入る余地が無いのも残念。

 

あと個人的にやり込みの原動力であった「メダル」が無くなったのも痛い。トロフィーは易しめ、やり込みたい人はメダル、という棲み分けで好みだったんだけどなぁ。

 

一通り遊んで見ると、骨子は変わらずよく出来ている物の、ストーリーが無く、ジュネス程のバリエーションが無く、メダルが無いため最高難度(ALL NIGHT)をやる動機が沸かず、それがまた印象を薄くし、「あれが無い、これが無い」みたいなことばかり考えていました。実際前作も最初の今一つの印象から、発売直後のスコアアタックイベントとメダルで引っ張られてやり込んだ結果凄い印象よくなったんだよな。

 

P5Dと同時発売でシナリオの絡みも持たせた結果、P3DとP5Dが赤緑みたいなバージョン違いの印象になってしまい(勿論曲もキャラも全然違うんですが)、残念ながら全体に今一つ乗り切れませんでした。

 

振り返って考えてみると、P4Dの追加キャラであるかなみは、ストーリーの軸で、踊れるアイドルで、原作にいないから既存キャラとの関係が新鮮で、ペルソナにはいないタイプのストレートな巨乳(ダンス見るのが楽しい)で、物凄いよくできたキャラクターだったんだなぁ。