GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

オクトラ全キャラ

オクトパストラベラー、全キャラ揃った。

 

プレイ時間17時間。

 

本作はスクエニ製のドットベースRPG。ドットベースで「あの頃のJRPG」を標榜するゲームは他にもあるけど、本作は「思い出補正されたあの頃のJRPGを作る」となんかのインタビューで言ってて、それは成功してると思います。

 

ドットを下地にしつつ現代的なエフェクトをかけまくった画面は「ドットなのに写実的で美しい」ビジュアルです。モンスターの上位種が色変えプラスちょっとドットいじってるのもロマサガ感あっていい。

 

戦闘はスタンダードなコマンド戦闘ですが、弱点を突いてダウンさせる"ブレイク"と、ターン経過で溜まるゲージを消費して攻撃を強化する"バースト"による奥深い駆け引きが熱い。RPGだけど効果音がやたら気持ちよくて、特にブレイクしたときの「ガシャーン!」には毎回力が入ります。

 

主人公は8人から1人を選びますが、選ばなかった人も道中で仲間になり、全員分のストーリーを一周で消化可能。それぞれに固有のジョブとスキルがあり、戦闘は勿論街の人にちょっかい(大まかに戦う、連れ歩く、所持品を貰う、背景を調べる)をかけることも出来ます。また固有スキルは使えないもののサブジョブを設定出来て、他のキャラのスキルも覚えられます。

 

マップは広くどこから回るのも自由。やたら沢山ある街には大量のモブがいますが、何気ないモブも上述の固有スキルで調べると妙に個性的な背景を持っていて、他の街の人と繋がっていたり、それを使った大量のサブイベントも完備。

 

要素を語り出すとキリがありませんが、つまりビジュアルがよく、戦闘が面白く、世界は広くて大量の個性的な人がいて、自由過ぎない程度に自由な、「あの頃俺たちが想像した未来のRPG」です。

 

やたらパーティメンバーを入れ替える必要があるのに入れ替えの仕様が今一つなのと、モブからアイテムを取れ過ぎて装備をいじるのが面倒なのは残念なところ。