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満つらざるとも屈せず

Dandaraクリア

Dandara、クリア。

 

プレイ時間6時間。

 

本作はLong Hat House開発のドットスタイル・メトロイドヴァニアアクション。特徴的なのは歩行も出来ない操作系統。地形の随所に白い箇所があり、主人公ダンダラは飛行みたいな能力でその白い場所に移動出来て、これが唯一自身の場所を変える方法となります。飛行先には制限(自身の上180度にしか移動出来ない、一定距離までしか飛べない)があり、このため目の前に目的地があっても辿り着けないこともあります。一方で白い箇所であれば壁でも天井でも移動可能で、これを利用した天地無用の浮遊感が特徴です。

 

基本的には地形をジグザクに横切って進むことになりますが、移動先指示カーソルが床で反射する(たぶん伝わらない)、行先はある程度自動でエイムするなどストレスを軽減する仕様になっていて、ただ移動するだけなら一方にスティック倒してA連打すればシュパパパッと飛んで行ってむしろ気持ちいい。

 

難易度はやや高めというか、序盤はライフが少ないためちょっとしたミスでやたら死んで、後半はライフも回復も潤沢になり死ななくはなるけどずっと敵弾の中、みたいなゲームデザイン。クリアまで6時間とこの手のゲームとしてはボリュームは少な目ですが、そもそも長距離移動がかなり面倒なのと、移動の制限のせいで敵が増えると一気に難しくなること、また上述の通り進む毎に敵と弾が増えてくる調整もあって、これ以上長いと嫌になるラインではあると思います。

 

メトロイドヴァニアの移動方法を捻って目新しさと面倒さを加味し、その仕様ありきで短時間で密度濃く遊べるようにまとめた作品という印象でした。印象的な作品ではありますが、ゲームとしてはそれほど面白いとは思いませんでした。