「テレビ再現度の高さ」を売りにした本作。
ハイエンドなポリゴンを用いたライダースーツ、オルフェノクの再現。
モーションキャプチャを用いた動きの再現。
声、効果音、背景も原作と同じものを使い、売り文句に違わず再現度はかなり高いと言え、
ワンシーンを切り取るとかなりカッコイイものが撮れます。
特にアクセルフォームは力が入っていて、演出含めて中々に感動しました。
デルタで倒すと赤い炎が出る、
ストーリーをクリアすると社長が評価してくれる(上の中ですね…)
と演出にも余念がないのですが、折角ハイエンドのポリゴンモデルなのに関節を接いでいません。
各ブロックが完全に独立して
いる。初代闘神伝みたいと言えば分かりやすいでしょうか。
肘、膝はまだ気にならないのですが、腿の付け根が酷い。
折角のフォトンブラッドが断線してます…。
またモーションキャプチャを使うのはいいのですが、同じ動作のところはモーションを使いまわしているため、
ライダーとオートバジン(ロボ)が全く同じ流暢な動きで敵を投げたり攻撃を避けたりします。
キャラクター選択も微妙。
ファイズ、カイザ、デルタ、馬、鶴、蛇、ワニ、百足、海老、竜、ファイズ(ブラスターフォーム)と出てきて、
最後の一つが空いてます。社長だと思うじゃないですか。ローズオルフェノクキターて感じじゃないですか。
そしたら、オートバジンだった…。これはほんとガッカリ。
キャラクター商品はキャラクターがキモなんだから、最後にきてサポートメカとか止めて欲しかった。
社長でなくても、蜘蛛とか狼とか選択肢はあったろうに。
予想通りではあるけど、サイガ、オーガもいないし。
ゲーム部分はきっと誰も期待してないと思うので割愛。大体皆様の想像通りです。
テンプレート持ってきてパラメータ割り振ればこんなもんでしょう。
原作が完結していない手前、内容も突っ込んでません。
また必殺技を出すと両者の連打対決になります。
このゲームでは子供に配慮したのかプログラマーが手抜きしたのか知りませんが、
連射機能に制限をかけていません。
難易度「むずかしい」にするとCPUが手加減という言葉を忘れ、
連射機能を押し返す連打をしてくることだけ述べておきます。
総合としてポリゴン綺麗、演出悪くない、けど詰めが甘すぎて微妙な感じになっている印象です。
村上社長風に言うと「中の上ですね」くらい。
今までのに比べて力が入っていることは間違いないのですが、
もう少し他のゲームのノウハウを取り入れていたらまた違ったものになったでしょう。惜しい。
原作ファンなら脳内補間して昇華すればかなり楽しく遊べますw(含自分)
子供向けならこんなもんかなという冷めた感想もありますが。
次回、ブレイドに期待しますw
あ、オープニングムービーはほんと純粋にカッコいいです。