ファインディングニモを見てきました。
隣のアホゥは真面目にファイティングニモだと思ってたらしいです。
戦わないから。戦わないから。
シナリオは、人間に捕まった息子を助け出すべく奮闘する父と、
逃げ出すべく奮闘する息子を描いた魚親子の物語。
別に特筆すべきこともなく書くべきことは書いたって感じです。
最近は3部作とかで謎と複線だらけ、しかも消化出来てないとか、
頭使わないと見られない映画が多い中、謎も複線も無く非常に見易い印象。
やっぱり娯楽映画はかくあるべきと思いましたよ。比べてもしょうがないけど。
で、特筆すべきはやはりお得意のグラフィック。
トイストーリーの頃から思ってましたけど、PIXERのCGの凄さは、
本物はもちろん、ウソっぽいものをウソっぽく表現できることだと思うんですよ。
例えば玩具の兵隊にはバリが残っていたり、安っぽいものはちゃんと安っぽく見えたり。
ニモで言うならば、水槽の中のオブジェなんかはほんと、「あーこういう感じだよね」という安っぽさ。
魚の話なんで当然場面はほぼ水中なんですけど、ちょっと水面から顔を出すと
濡れてるのでテカっていて、そういえば水中なんだなと思い出したり。
クジラの歯がちゃんとブラシ状だったり。
基本はアニメーションなのでデフォルメも甚だしいのですが、
そこにきちんとリアルを織り込めるところが流石と思わされます。
気構えも無く空き時間に見てスッキリと終われるような、
CGを見て「おぉー!」って言う映画かなと思いました。