オールド(と言うほど古くは無いが)ゲーマーならば、
「ヴァルケン」と言えばお分かりになるでしょうか。
「重装機兵ヴァルケン」はSFCの横スクロールロボットシューティング。
当時のメサイヤ(と彼の大宮ソフト)製作の、重厚な設定と細かい演出、
そしてもちろん優れたゲーム性で当時のゲーマー達を唸らせた名作です。
(らしい。私のファーストコンタクトは2000年頃だったので…)
(しかもガンハザードやった後だったw)
そのヴァルケンが帰ってくる!
サウンドとグラフィックをパワーアップし、
当時カットされたステージを追加して帰ってくる!
これには世のゲーマー、色めき立ちました。もちろん私も。
で、その発売が昨日、8/26だったわけです。
某巨大掲示板辺りでは祭りが起きました。
もちろん、悪いほうの。
確かに、不安要素はありました。
ニュースサイトは愚か、公式サイトにさえもSS(スクリーンショット)が一枚も無いこと。
喧伝するわりに誰も内容に触れないこと。
そもそもポリゴンでのリメイクなのか、ドットなのかすら分からないこと。
あまりにも情報が足りませんでした。
私は幸いにして購入しなかったため違いを検証することはできませんが、
このへんで詳しくやってくれています。
この盛り上がり方はどっかで見たなと思ったら、"METALMAX2改"の時と似てますね。
公式HPにSSが無いことや、スタッフの開き直り方などソックリですw
バグが無い分、メタルマックスよりはマシかな。
リメイクをするのだから以前と全く同じ物なわけはありませんが、
スタッフとユーザの間で「ここまではOK」という線の位置がかなり違う気がします。
特にやりこんだユーザは旧作への思い入れが強いですし。
ある意味リメイクというのは新作や続編よりもずっと作るのが難しいものなのでしょう。
しかし簡単に見えるからメーカーが飛びついてしまい、こういう結果になるのかもしれません。
ここまで盛り上がってしまった以上、このリメイクは「失敗だった」と言えると思いますが、
こういった名作達がこれで恐らくは永遠にリメイクの機会を失ったということでしょう。
思い出は段々と綺麗になっていくもの。取り出せば現実とは剥離しているもの。
思い出は思い出として、胸の内にしまっておくのがいいのかもしれません。
(リメイクで大成功した作品ってちょっと思い出せないのですが、なんかありましたかね)