GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

ダンディSF

試験も終わり、晴れてリモートコントロールダンディSFを開封しました。

以前「サンドロット開発」と言ったのですが、

どうも今回のダンディSFにはサンドロットは絡んでいない模様。

下請けだから名前が出ないのかとも思いましたが、HPに全く情報が無いということも無いでしょう。

手触りは前作のダンディそのものなんですが…時間が経って感覚忘れてるのかもしれません。

また取り出してやってみようかな>前作


操作感のもったりさ加減は以前述べた通り。

過去数回地球を救った私ですので操作に躊躇も違和感もありません。

いくつか新しい操作が追加になりましたが、使いこなすと更に華麗に戦えます。

パンチをしゃがんでかわされて、がら空きのアゴにアッパー食らった時は唖然としましたw

前作の舞台は「新鳥野」と書いて「ニュートリノ」市でしたが、

今回は「A-Line co.」で「アリンコ」

開発事業団(?)なのですが、「こんなこともあろうかと」人型巨大ロボットを建造していた会社です。

人型ロボットの必要性については各所で議論が交わされていますが、

本作ではこれに明快な答えを用意しています。曰く

「人は巨大な物に畏敬の念を感じるわ。特に人型の物には。」

つまり、人型の方が萌えるから人型なんだよ!と断じて仰っておられます。

また巨大ロボットを誰もが好きに作るとやはり問題があるので、

製造には法律で制限が課されているようです。

「巨大ロボットの兵器目的開発は、巨大ロボット開発法で禁じられているはず!」

巨大ロボット開発法…ハァハァ

本作は必殺技を撃つ際にキメポーズが必要になります。

前作では「必殺技の前にキメポーズ、これは絶対必要なことなのです!」と押し切っていましたが、

本作では「強力なエネルギーが必要なので、動作系回路を止めてエネルギーを凝縮する」となっています。

一応理論立った説明がされていますが、前作の強引な感じも好きでしたw

序盤に出てくるロボットは「テルベル」シリーズ

1が黒電話、2が公衆電話、3は携帯電話がモチーフになっています。「TellBell」なわけですね。

1のダイアルがモノアイになってたりとモチーフの消化が上手く、ニヤリとさせられます。

(ロボットのデザインは、公式HPで見られます。)

前作では基本的にヴォーダン一機だったプレイヤーロボは個性豊かな複数体に増加。

ヴォーダン直系のベルヴェルク(肩がタービン)を始めとし、

フットワークの軽いロボ、ドリルの付いたロボ、電撃パンチのロボ(スタンガン付き)、

ミサイルを積んだロボ、建設作業用ロボなどなど、各々が萌えるファクターを備えています。

特にドリルは自分の意思で回せるので、応用がきいて楽しいです。

倒れた敵にドリルパンチ!えぐりこむように撃つべし!撃つべし!

キャラクターは絵で見るとちょっとアレな感じですが、

ポリゴンに起こして動かしてみると違和感は無いです。

表情もかなり豊かに変わるし、またそれをするためのデザインでしょう。

ロボットの操作もかなり面倒ですが、

それに加えて操縦者も移動する必要があり(離れるとリモコン圏外になる)、

しかも近づきすぎると見辛いので見易いポイントを探して走り回ったりビルに上がったり、

他のゲームには無い苦労が目白押しですが、やはり私には面白くて仕方がありません。

不満点としては、ローディング回数が多くて長い、コレ。

開始前デモ、リフトアップデモ、状況説明、本編と間々で5~10秒程。

最近のゲームとしてはかなり多いんではないでしょうか。

開始前デモとリフトアップの間はともかく、その後はモデルも使いまわしだし、

プログラムによってはもうちょっとなんとかなったんじゃないかなーと思います。

テンポも悪くなるし。

(ロック解除!リフトアップ!ロボット上昇!>5秒の間>ガシャン!登場!)

一応、各ロボットがかなりのハイエンドモデルなので読み込みに時間かかることは理解出来ますが、

個人的には長くても一回で読んでもらったほうが我慢出来ます。

ついでに、セーブも長い。セーブに5秒って、一体何を保存してるんだ。

クリアしたミッションはフリーで遊べる本作において一面毎に任意でセーブさせる理由も分からないし、

セーブしますか?(Y/N)>セーブデータどれにしますか?(選択)

>上書きしていいですか?(Y/N)>セーブしています(5秒)>セーブしました(次へ)ってうるさいっつの。

オートセーブにするなり、セーブを一本にするなり、これももうちょっとスマートに出来たのでは。

と不満点もありますが、総じてかなり面白いことは間違いありません。

ロボットが好きな人とか、アクション好きな人とか、一風変わったゲームが好きな人とか、

色々な人に触ってみて貰いたい作品です(気に入るかどうかはともかくw)