GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

ナムコクロスカプコン感想

3時間程やったので感想をば。

まず、基本的なフォーマットはスパロボまんまです。

軸となるオリジナルのシナリオに、様々な作品のキャラクターが関わってくる形。

タイトル画面、承前承後の会話、各キャラの関わり方、セーブロードの形態、ドットの描き込み、

「精神」に相当する特殊技、キャラクター固有のスキル、合体攻撃、戦闘時に流れるテーマソングなどなど。

この辺はスパロボやってくれということで説明は無しでw

楽しみ方も基本的にスパロボと同じで、

「あのキャラが出てきたよ!」「あの人とこの人にこんな関係が!」みたいな。

原作を深く知ってれば知ってるほど楽しめるところも同じ。

シミュレーション部分は『タクティクスオウガ』のような行動値(AP)制。

APは時間(ターン)と共に回復し、移動で-1、待機で-1、攻撃で-3消費。

APが10になったキャラから敵味方関係なく順次行動します。

しかしオウガよりもこのポイントの変動が激しく、上記の要素の他に、

攻撃して敵を倒すと+1、敵の攻撃を防御すると-1、ノーガードで攻撃を受けると変動無し、

敵の攻撃時にコマンド成功で+2、カウンター攻撃や特殊防御で-2となっています。

つまり自分の行動時(AP10)、"攻撃(-3)>倒す(+1)"とした後、

"敵の攻撃をノーガード(+-0)>コマンド成功(+2)"で再行動が可能になるわけです。

このポイント変動が割と上手く働いていて、敵の真ん中にいるキャラは必然的に行動回数が増えることに。

逆に遠くにいるキャラは中々近づけないw

防御すれば当然ダメージは減りますが、APのためにノーガードというのは中々に面白い。

またカウンターを持ってるキャラは敵の攻撃を受けて(もしくは避けて)反撃が出来ますが、

これもAPを2も持って行かれてしまうため、カウンターを連打してるといつまでたっても行動出来ないw

自分の好きなようにアクティブにポイント操作が出来るので、工夫のしがいがあります。

次に、各キャラは回復や行動用のスキルを持ってるのですが、これをかなり自由に使うことが出来ます。

自分の行動時にはもちろん、敵に攻撃を受けた時にも使えるので、

集中砲火を浴びて轟沈ということが起きにくいです(まぁ起きる時には起きますが)

同様に所持アイテムも好きな時に使えます。アイテムもかなり手に入りやすくなっています。

また敵味方入り乱れるAP制ではスパロボのように落ち着いてステータス確認ということがしにくいのですが、

戦闘の開始時、終了時にも確認が出来るようにしたりと、

遊び易いインターフェースを作ろうとした努力が見て取れます。

戦闘はかなりヌルめのアクション風味となっています。

○+十字キーの組み合わせで5種類の技と、ポイントが溜まると必殺技が出せます。

画面には体力と技、ダメージの他、コンボ数、エリアルによる落下加速増加度、コンボボーナスが表示され、

さながら格闘ゲームの画面のようです。

よく描き込まれたデカキャラも小気味よく動くし、二人組みのユニットもサクサクと交代攻撃と、

中々気持ちのいい画面だと思います。

攻撃はなんにも考えずに適当に押しててもそこそこ繋がりますが、

落ちてくるタイミングを計るとヒット数が違ってきます。

技によっては空中の敵に当たりにくいものもあり、注意が必要です。

(キング@鉄拳の必殺技、『ワンダフルメキシカンコンボ』がスカった時は泣いた)

技にはそれぞれ攻撃力と属性が設定され、当然強い攻撃を連打したほうがダメージがデカいのですが、

5種類の攻撃を全て使うとボーナス(HP回復とか)がつくのでそっちを狙うのもアリ。

あと敵が地面に落下した直後に次の攻撃を当てるとダメージが大きくなるのですが、

これを狙うとコンボが途切れるリスクもあり、また技ごとに出るタイミングが全然違うため、

極めようと思うと相当シビアな入力が必要になりそうです。

お話は軸にオリジナル、各キャラはそれぞれ自分の物語を終えて日常に帰ってるという状況です。

これもまたスパロボですねw

まだ序盤でみんな顔見せだけですが、どうやら主となるストーリーは

ドルアーガの塔を踏破した『黄金の騎士』ギルガメスと、

魔界村を壊滅させた『白銀の騎士』アーサーの二本になる模様。たぶん。

キャラの絶対数が多いからかユニット(二人で一つ)キャラが結構いて、

シリーズ物で組んでるのはいいのですが、

キングとフェリシアなど言ってみれば「全然関係ない」組み合わせもいます。

組み合わせが固定なので不満もあるようですが、

台詞とかキャラの掛け合いを考えれば固定なのは仕方ない気も。

この辺はシナリオで補完しようと頑張っていて、

私などはもうベラボーマンとワンダーモモは往年のコンビにしか見えませんw

ゲームやってると原作が知りたくなるところもスパロボ的で、

いわゆる「スパロボ厨」のように「ナムカプ厨」となって昔のゲームを掘り出したいです。

差し当たって、昔挫折した魔界村をやりたい。

これが原因で昔のゲームにスポットが当たったりすると嬉しいですね。

(ガンバスターなんかはスパロボ出演辺りから扱いが変わりましたから)

内容的にスパロボと比べられるのは仕方ないと思いますが、

全体に頑張って作っていることは疑いようがありません。

シミュレーションとしてはかなりヌルい部類ですが、お祭りとしては適当な難易度ではないかと思います。

ついでに、オープニングがかなりイイ。曲と動きも綺麗にシンクロするし、

アニメも思い切ってデフォルメしてるのでメチャクチャよく動きます。カッコイイ。

遊び易いインターフェースを作ろうと頑張ってる反面、ソフトリセットが無いとか、

自動でコンティニュー出来ないとか、スパロボにはある部分の不具合も散見されます。

特に、「キャラクター辞典」が無いのが痛い。

各キャラのステータスで出自や詳細は見られるのですが、それを一覧出来るところがありません。

ごった煮は辞典で整理しないと、誰がなんだかわからなくなってしまいます。

こういうゲームはキャラクターやシチュエーションにニヤニヤしながら遊ぶのが正しい遊び方なので、

景清@源平討魔伝とたろすけ@妖怪道中記の微妙な掛け合いとか、

アーサー@魔界村の「クロス・アウッ!(脱衣)」とかを見てニヤニヤしながら遊びたいと思います。

#今のところ、一番使いやすいのがベラボーマンってのはどうなんだ。ベーラボー!


毎年発売されるスポーツゲームなんかだと、新作が出ると前のは投売り価格になります。

ウイニングイレブン5 \100

ウイニングイレブン6 \200

ウイニングイレブン6FE \400

ウイニングイレブン7 \1000

ウイニングイレブン8 \5000

値段と新しさの損益分岐点ということで、

ワールドサッカーウイニングイレブン6 ファイナルエヴォリューションを買って参りました。

ウイイレはかねてより一度やってみたかったのです。