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満つらざるとも屈せず

PSP&RIDGERACERSインプレ

今までも散々言ってきたことですが、映像の綺麗さとゲームの面白さは比例しません。

…それでもやっぱり、この映像は凄い。

ポリゴン的にはPS2を超える!というほどでは無いものの(というかかなり格下)、

解像度が高いこともあって物凄い綺麗に見えます。

PSP

型番はPSP-1000K。

PSPSONYのハードらしくスタイリッシュな仕上がりで見た目は非常にカッコイイ。

表面は一枚のプラスチックなので、画面と本体の隙間に埃が溜まったりもしません(これはかなりイイ)。

LRボタンを透明のプラスチックにするなんてのは、任天堂には出来ない設計でしょう。

このサイズの本体にアナログパッドがあるのも凄い。

ボタンはカッコイイのですが、ストロークが深くて引っ掛かりが無い(押した時にペコっとならない)ので、

操作しててちょっと疲れます。連打とか辛そう。

本体表面は全面が鏡面加工のため、かなり指紋が目立ちます。

美しさも分かるけど、操作部くらいは削りを入れてもよかったのでは。

液晶の美しさはピカイチで視野角も広いです。サイズもかなり大きいです。

しかし逆に電車内でやったりすると丸見えなのでちょっと恥ずかしいかも。

鏡面加工のためキズも気になりますが、折角綺麗な液晶にシートとか貼るのはどうなのかな…。

ハードの機能ではワイヤレスON/OFFスイッチ、ホールド、ワンボタンミュート、

液晶の輝度切り替え、電源チョイ押しでスリープ辺りが珍しいです。

スリープは便利だけど、操作としてはちょっとやりにくい。

あとスリープ状態と電源断状態が見た目で区別出来ないんですが…これはかなり不便です。

ランプ点滅くらいしてもいいと思うのですが。

オンラインでのファームウェアアップデートなんてのはPCだと当たり前ですが、

布団で寝転がって携帯ゲームで遊んでるのに、

そこにそのまま新しいファームを入れられるというのは不思議な感じでした。

あとビデオやら音楽やらを楽しめるらしいけど、試してません。

不具合関係について。

私の本体が初期ロットでないからかもしれませんが、それほど気になる不具合は今のところありません。

ドット抜けは二つ。仕様の範囲ですし、実際ほとんど気になりません。

購入日を見たら2005/05/14とあるので、□ボタンが凹む不具合は既に解消されてるようです。

と同時にファームウェアも既にver1.5だったので、色々なアレはアレ出来なさそうです。

UMDはイジェクト時かなり勢いがあり、本体を横にしてイジェクトすると飛び出します。

NDSの「子供に配慮した、余裕があり耐久度に優れる」設計に対し、

PSPは「とにかくギリギリまで物を詰め込んだ、カッコイイ最新の家電」という印象です。

アソビゴコロ溢れるけど、迂闊に触ると壊れそうなのも実にソニー的w

<RIDGERACERS>

本作はリッジシリーズの集大成として製作されました。

音楽は半分新曲、半分は過去の曲。コースも昔の物を沢山入れています。

ドリフトすると溜まるゲージを使ってニトロを発動でき、この使い方でタイムが違ってきます。

初代リッジ、レボリューション、レイジレーサー、R4、そしてレイブレーサーから持ってきたコースは

全部作り直されてより綺麗になっており、しかし今走ってもコースを覚えていて懐かしい気持ちに。

R4の夕焼けコースとか、レイブの夜間コースとか、レイジのアップダウンの激しい湖畔コースとか、

レボリューションのリゾートコースとか、当時はそれほど意識してなくても意外と印象に残っているものです。

いきなり逆走コースに放り込まれてもちゃんと走れましたw

まだ全部は出ないですが、R4の最終(オーバルファイナルラップに花火が上がる)が出たら感動して泣きます。

レイブレーサーなどは望まれつつも遂に家庭用には移植されなかったので、

遊んだのは大学側のゲーセンで数回だけのはずなのですがちゃんと覚えてる。なつかすぃ…。

リッジシリーズが好きで、また過去のシリーズをやってきた人ほど感動出来ると思います。

また携帯機用のアレンジとして、時間を入力するとそれに合わせてツアー作成してくれたり、

制限無くリトライできたり、途中でやめてもそこから再開できたりするので、

携帯機だからという不便は感じません。

ポリゴン関係は、PSより圧倒的に綺麗だけど、PS2に及ぶかと言われると格下。

特にGT4を見てしまった後だと辛いです。

辛いったってあのクオリティには届いてないというだけで十分綺麗なんですけど。

そういやGTポータブルはどの程度のクオリティになるんですかね。

ちなみに毎度御馴染み起動時のミニゲームは「ラリーX」

クリアしたらなんか出てくるとは思うのですが、クリア出来ないw

ゲーセンに登場したリッジレーサーは、ドリフトを大胆にアレンジしたゲーム性でファンを獲得しました。

ドリフトが都合よくコースに沿って流れる、いわゆる「レールドリフト」という奴です。

かく言う私もPSの初代リッジでドリフトの楽しさに目覚めたクチです。

GTに限らずリアル志向のレーシングではドリフトは最小限、加速も減速も計算して行い急制動はもっての外。

セッティングを詰め、コース取りを考え、グリップ状態と重心の位置を意識しながら走る必要があります。

それはそれで楽しいと思いますが、私のようなアホはそんな複雑な事は考えられないため、

GTは毎作やるもののどうにものめりこめずにいます。R:RacingEvolutionもどうしてもハマれなかった。

アクセルべた踏み、ハンドルもカウンターも適当、ケツは滑らせてナンボという大雑把なリッジは、

私の性に合ってるんだと思います。(もちろんやり込めばシビアにはなりますが)

久しぶりにやったリッジレーサーは、やはり物凄く面白いゲームでした。