GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

トラさえおれのまえではネコになる

かつて、対戦格闘がアーケード業界を席捲した時代がありました。

スト2が切り拓いた荒野には次々とフォロワーが進出、

玉石混合の対戦格闘が現れては消えて行きました。

まだ成熟していない土壌は柔軟に色々な要素を受け入れ進化しました。

コンボ、超必殺技、二段ジャンプ、空中ガード、中段攻撃、2ライン、緊急回避etc

新しい要素は歓迎され、始め単純だった操作法は、

ユーザの成熟度と要求に応じてどんどん複雑になりました。

シューティングのように、音ゲーのように、

優良顧客(上手なプレイヤー)に合わせて調整され続けた結果、

対戦格闘は初心者、下手な人を受け付けなくなってしまいました。

更に家庭用ゲーム機の性能向上(今やアーケードより高性能)に伴い

ゲームセンター自体から人が減っていることも手伝い、

対戦格闘は今や上手な人だけの戦場になってしまいました。


というのは私の感覚であり下手な人目線での僻みであり、

実際には今でも結構な人が対戦格闘やってるわけなんですが、

まぁ一時に比べれば人が減ってるっつーのは事実なんじゃないかなと思います。

勝手にそう思っています。

しかしそんな私もやはり人並みに対戦格闘に燃えた時期がありました。

毎月ゲーメストをチェックし、技のコマンドを暗記し、キャラ設定まで全部覚えていた時期がありました。

一番やったのは無印ヴァンパイアとストZEROだと思います。あ、ジョジョも大分やったな。

今ではアーケードの事情にもすっかり疎くなってしまいましたが、

対戦格闘(2D)でまだ出てるのって、KOFギルティギアとかかな。

ギルティギアは頑張ってるみたいですが、種類が一杯あって素人には違いが全然分かりませんw

ゼクス?スラッシュ?リロード?シャープ?コーエー商法とか言われてるけどどうなんだろ。

ランブルフィッシュっていうのは面白いのかな。服が脱げるって聞いたけどw


そんな落ちこぼれ(w)をターゲットにしているかは分かりませんが、

最近格闘ゲームの詰め合わせが沢山発売されています。

HYPER STREET FIGHTER II The Anniversary Edition(ストII、ダッシュ、ターボ、スーパー、X)

VAMPIRE DARKSTALKERS COLLECTION(VAMPIRE、ハンター、ハンター2、セイバー、セイバー2)

STREET FIGHTER ZERO Fighter's Generation(ストZERO、ZERO2、ZERO2Alpha、ZERO3、ポケファイ)

龍虎の拳 ~天・地・人~(龍虎、2、外伝)

サムライスピリッツ 天下一剣客伝(3Dも含めてサムライ全部)

幕末浪漫 月下の剣士1・2

単純に新規開発する予算が無いから過去の資産を流用しているということもあるし、

ある程度数の読める昔の作品で資産調達という側面も多分にあって、

更に「思い出商法」と言ったらその通りなんですが、そこまで分かった上でも心惹かれます。

これでは懐古厨というレッテルも否定できない。

しかし当時と決定的に違うのは、現在は身近に弟も友達もいなくて、買っても対戦相手がいないこと。

対戦格闘ってのはツールなので、これを一人でやってるのも寂しいものがあります。

でもなーヴァンパイアとストZEROなんかは、所持という意味だけでも欲しいんだよなー。

「全部持ってるぜ」という状態が好きなんだよなーw


と随分長く書いてきたのですが、特に結論めいたことは得られませんでした。

面白いオチも、特に思いつきませんでした。

こんなことばっか書いてるから、「何を言ってるのかわからない」とか言われるんだよな。