PS Carnage Heart
買ってきた。
これでPSのCarnageHeartが揃いました。4本合わせて1000円くらいという親切価格。ZEUS IIなんかは、ジャンク品とは言え100円とは…。初代は昔買ったはずなのですが、どうも金に困って手放したっぽいので再購入。
人にプレゼンしてたら盛り上がってきたので、Carnage Heart PORTABLEを開封。
CarnageHeartシリーズはPSから続くシミュレーションゲームです。特筆すべきはユニットのアルゴリズムを自分で作れること。というか、作らなければならないこと。「ガンガンいこうぜ」なんて曖昧な物ではなく、「前方100m、範囲90度以内に1機以上の敵機がいるなら残弾の数を確認。5発以上残っていたら3発を乱射後、2発を精密射撃。弾が無ければ格闘攻撃。」のように、とにかく1から10までプログラムする必要があります。これを「めんどくさい」と思うか「面白そう」と思うかで評価がガラっと変わるゲームです。
私がCarnageHeartに初めて触れたのは高校生の時でした。雑誌記事を見てずっと面白そうだと思っていて、速攻購入。しかし当時はプログラムは愚かパソコンにすら殆ど触ったことが無く、面白さの片鱗は感じた物の「難しい」という気持ちが大きく、残念ながら長くは遊べませんでした。今思えば、デバッグという概念が全く無かった気がします。時は流れ、一応プログラムを書く仕事に従事するようになった今の私ならば、きっと素晴らしいOKE(ロボット)を作れるはず…!!!
最初はチュートリアルしか選べないようなので、そこから開始。敵をサーチしてアタック。おぉ、結構動きが早くなってる。アーマードコアのMTくらいの挙動は出来そうです。まぁ序盤は慣れた物。探して攻撃したらいいんだろ?簡単簡単。
…と思ったら、相手が発砲してきた途端に状況が一変。一発食らうと後ろ向きに倒れる→後方の敵を探すルーチンは入れてない→明後日の方向にガシャガシャ歩いてるうちに被弾して死亡。…さて、デバッグするか。
何度かの試行錯誤の後、敵の弾を華麗に回避するプログラムが出来た物の、回避を優先し過ぎたために今度は攻撃を殆どせずタイムオーバー。うむむ。つーかどうも手数が少ないと思ったら、索敵範囲と攻撃範囲がズレてた。400m索敵して分岐してるのに、100m範囲の敵にしか発砲しないとか…。OKE設計者が必ず一度は通るという「ビクビクした挙句何も出来ずに破壊されるOKE」も作りましたw
また何度か試行錯誤し、やっと敵(固定砲台)を倒したら、次は動く相手。これもようやく倒したら、今度は複数相手(自分も複数)。複数になると難易度が跳ね上がり、味方を撃たないルーチンを入れたり、ポジション取りを考えたり、もー頭がフットーしそうだよぉっ!
とりあえず細かいデバッグをしつつチュートリアルは終了したものの、武器の火力で押し切った感は否めず、目標とする「優れたプログラムによるスマートでインテリジェントな戦い」にはまだまだ程遠いですね…。