GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

縮退運転

Wiiは凄く売れているけれど、実は買った人はその後起動率が高くない、という記事を以前どっかで見かけた。任天堂信者としては否定したいところだけど、実際うちのWiiも、もう一ヶ月以上起動していない。かと言ってWiiがつまんないのかと言うとそうでもなく、もう一つの据え置き機PS2はもっと起動していなかったりする。PS3XBOXは持ってないけど、持っていてもたぶん同様だったと思う。最初の記事は枕に使っただけなので、以降別段言及しない(笑)

私の場合は単純に、家庭環境が変わり、居間でゲームということがファンタジーになってしまったのだと思う。やるなと強制されたわけではないし、時間が無いわけでも無いし、そんなに家事やら育児やらを手伝ってるわけでもないんだけど、ただいつの間にか漠然と「有り得ない」ことになってしまった。


そんな状況なので、皆が盛り上がっているGTAだとか、MGSだとか、マリオカートだとかには現状全く食指が動かない。画面が綺麗、物凄い自由度、圧倒的なゲーム体験!!!!…でもテレビの前じゃないと出来ないんでしょ。出来ないということに対して我慢ではなく、別にやりたくないなぁ、という心境。

これは別にゲームに限ったことではなく、(元々見ないけど)ドラマだとか、バラエティだとかで、1時間なりテレビの前に座っていることも、ちょっと無いなーと思う。仮面ライダーだけはずっと見てるけどw

だから地デジ!!とか言われても、全然ピンと来ないし、それに対応するのに数十万のテレビが要るとか、全く持って理解出来ない。更にスクランブルがかかるとか、コピーガードとか、元々ゼロの興味がマイナスになる。コンテンツビジネスが、著作権が、と頑張っている人には申し訳ないのだけど、別にテレビが滅んでも全然困らない。2012年(だっけ?)以降、NHKの集金の人にも「うちには受像機がありません」とやっと胸を張って言える。「受信料の支払いは国民の義務」にならなければ…。


他方携帯ゲーム機は、移動中とか、他のことしながらとか、ごまかしごまかしやれるので、こちらは物凄い勢いでプレイ時間が増えている。

昔の携帯ゲーム機というのは、「据え置きの代替品」であったと思う。ゲームボーイでマリオが遊べても、それはあくまで据え置きのマリオのセカンダリであって、本当にやりたいならばファミコンで遊ぶ必要があった。現在の携帯ゲーム機は、性能的にも、コンテンツ的にも、メーカーの姿勢的にも、プライマリになったと感じる。手の届くところにPS3PSPがあって、どちらでも遊べる時、必ずしもPS3を選ぶ必要は無くなった。もっと言うと、私のようにゲームに固執する人でなければ、ゲームなんて携帯電話で必要十分なのかもしれない(そもそもゲームなんぞ要らんという話もある)。I/Fやメモリの問題はあるけど、携帯電話はとっくに"リッジレーサー"を駆動出来るハードになっている。

そういや携帯電話も昔のショボいものをずっと使っている。今の携帯は無駄にオーバースペックな気がしてならない。いらん機能一杯ついて「新規で50000円です!」とかも意味が分からない。なんでどんどん値上げしてるんだ。


と考えていくと、単純に私が新しい物に付いて行けなくなってしまっただけ、とも思えてきた。


やらないのにずっと出しておくと無駄な感じがして嫌なので、WiiPS2も片付けてしまおうと思う。アレだけゲームゲームと騒いでいた私がこんな心境になったことに、我ながら驚いている。皆は、中学生なり高校生の時にこういう気持ちになって、ゲームをやめてしまったのかな。まぁDSやPSPでは遊ぶので、ゲーム離れはまだ出来無そうですが。