GRADIUS REBIRTHやってからというもの、すっかりグラディウスづいております。今を逃したらもう一生空けないだろうということで、購入から丸3年積んでたGRADIUS Vを開封しました。
REBIRTHをやった直後だけに、画面が綺麗!演出が派手!派手過ぎて見辛い!
本作はIV以降かなり時間を空けてリリースされたナンバリングタイトルで、しかもグラディウスの正式ナンバリングタイトルなのに家庭用、開発はトレジャーなどなど、沢山新しいことに挑戦していて、その為に「グラディウスらしさ」という観点から賛否分かれる作品です。
確かに、基本的なパワーアップの仕組みこそグラディウスなものの、オプションは任意で操作出来るわ、その場復活だわ、ポリゴン使って演出が入ったりするわ、敵弾が増えて自機の当り判定が極小に(いわゆる弾幕系)なってるわ、音楽にせよプレイ感にせよ、今までのグラディウスとは一線を画す物となっています。
一番の特徴となるオプションコントロールはFREEZE/DIRECTION/SPACING/ROTATEの四種類から選択。特にDIRECTIONは任意でオプションの攻撃方向を変更でき、しなるレーザーと組み合わせると360度への回転攻撃が出来ます。雑魚をなぎ払って進む感覚でとても楽しい。
しかしバランスがオプションコントロール前提のため、オプションは4つあって当たり前、敵は360度どこから襲ってもよくなり、縦スクロールも後方攻撃もアリアリのルールに。今までのグラディウスでは「フルパワーアップまで行ければとりあえず安心」だったのが、「フルパワーアップしてて当たり前、それより弱いと押し切られる」というバランスになっています。
グラディウスと言えば巻き戻りからの芸術的な「復活パターン」も売りですが、本作ではその場復活がデフォルト。オプションで旧来の巻き戻りルールにも出来ますが、死ぬたびにイチから装備を集め直すのはかなりしんどいため、その場復活で飛び散ったオプションを回収することが必須になります。正直私は巻き戻りでは進める気がしません…。
比較的ゆっくりしたスクロールと、狭い隙間を縫うようなステージ構成、無敵のオプションを振り回しての先手必勝など、プレイ感はグラディウスというよりR-TYPE+斑鳩。私はどっちも好きなので全然OKですが、グラディウス原理主義の人にはちょっと辛かったのかもしれません。
最初は全然進めませんでしたが、数多のビックバイパーを犠牲にしつつ、現在の最高記録はステージ6。なんか緑色のジェルみたいのが詰まった基地の中で、ジェルは撃てば一時的にどけられますが、接触すれば当然死亡。そんで、ステージがグルグル回る。ジェルが押し寄せたり、降ってきたりする。なんだこれw
このステージ6のジェルとか、5ボスの隕石群を盾にしての弾避けとか、今まででは有り得なかったギミックが新鮮で凄く面白い。グラディウスっぽいかどうかはさておき、純粋にとてもよく考えられた面白いシューティングだと思います。