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満つらざるとも屈せず

ニッポンのあそこで

ニッポンのあそこで開封。

ナビ程度の精度の日本地図を、いじくったり眺めたりして遊ぶゲーム。「お気に入りスポットの登録」「他人との情報交換」「東京ウォーカー提供のスポット情報をダウンロード」など、ゲームというよりはツールという性格が強いです。

ですが私はそもそも地理に疎く(比喩抜きで、小学生より疎いと思う)、また本作も「ゲームとして」遊ぶつもりで買ったので、あくまでもゲームとして遊びます。


購入時点での本作ではランドマークの多数が抜け落ちていて(例えば東京タワーが無い)、これを飲み込んだギョ(魚)をチュリ(釣り)上げることで地図上にランドマークを置いていきます。抜けているランドマークは有名無名を問わずかなりの数になり、全部をチュろうと思うと中々大変そうです。地元の小学校とか普通にある。とは言えチュリ自体は難しく無く、どっちかというと数が多過ぎてルーチンワークになりそう。そっちの方が心配。

本作のゲーム部分では、宇宙旅行会社「チューリスト」の新入社員「ナビッチュ」の手助けをして、目的のスポットをチュリ上げて行くことになります。未知の惑星地球を観光地化したいチューリストの意向に沿って、ニッポンの「おいしい食事」「綺麗なスポット」「笑いのツボ」「レアな物」などを探します。

探すと言っても指定のポイントにワープしてギョをチュるだけなので、攻略にあたって地理の知識は一切必要ありません。が逆に一般常識程度の地理知識が無いと、自分がどこで何を探してるのかさっぱり分かりません。子供が小学校入ったら、地理だけはちゃんとやり直したいな…。


ナビゲーターのナビッチュは、新入社員としてかなりひたむきで好感が持てます。また各地で衣装が手に入り、これを着せた時のなんとも言えない浮いた感じもたまりません。一言で言うなら、可愛い。「カチョウ」に怒られながらも一生懸命スポットを探すナビッチュを見ていると、実に素直に手伝ってあげたいと思えます。

ただ地理に疎い人間としては、マイナーなスポットはチュり上げても特にコメントが無いのが残念。「~古戦場跡」とか、なんだかわからん。大変なことは理解出来ますが、何か一言ずつでもあると、チュリがもっと楽しくなったと思います。(メジャーなところはナビッチュが色々喋ってくれて、チュっててとても楽しい)