GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

珍道中

Wii ware 珍道中!!ポールの大冒険

ダウンロード。

セガ製のアクションゲームですが、ちょっと毛色の異なる作品となっています。


起動するとロゴが出て「セーガー♪」でまず一笑いw

ベースとなるのは最近流行り(?)の「ファミコンっぽいアクション」。セガファミコンにソフトを供給していなかったので「セガ初のファミコン向けソフト」とも言えます。まぁ、場面によって同時発色がかなり多かったり、ファミコンのスペック自体にはさほど拘りは無いようですが。

そして一番の特色が、ゲーム内の出来事に対してテロップ付きで突っ込みが入ること。三連で出てくる雑魚の一人が裸で「服忘れてるー!」みたいな感じです。ゲーム内には様々なネタが仕込まれていて、それに対して突っ込みが入ります。アクションゲームとしてはそれほど本気ではなくて、この突っ込みを集めるのが本作の主旨となります。

突っ込みの内容はゲームのお約束を皮肉ったり、他の作品のネタだったり。総じてそんな面白くは無いですが、たまにクスっとするものも。死兆星とかな。

アクションとしての難易度がそれほどでもない(というか、かなり簡単)こともあり、肩の力を抜いて一発ネタとして遊ぶ分には、結構楽しめる気がします。突っ込みが寒い「ゲームセンターCX」を見てるようで。まぁ500円だしな。


よろしくないところも。

ネタは全部で100個あるのですが、これはかなり少ない。一回プレイすると8割集まってしまうのもいただけない。ネタのクオリティは問わないけど、数はもっとずっと沢山欲しいです。

公式ホームページ、ブログの様子はかなりのはしゃぎぶりで、ネタソフトなのでそれは別にいいのですが、「略称は珍ポ大で」「DSで3800円で売ればよかった」「突っ込みソフトに素人が突っ込む寒いプレイ動画」など、どうにもはしゃぎ方が内輪向けという感じがしてしまいます。例え各要素が面白いとしても、「面白いでしょ!」って押し出されると、個人的にはちょっと引いてしまいます。

ソフトとしては非常に斬新ではあるものの、総じて悪い意味でセガっぽい雰囲気です。ネタとして一回は笑えるものの、また遊びたいかと言われると…。