シャイニングフォースフェザー、クリア。プレイ時間は25時間半。意外とやってるな。
システムを理解して、スキルが増えるにつれ選択肢も広がり、戦闘自体は本当に楽しくサクサクと遊べました。強いて悪いところを言えば、敵が大量だと敵の行動が長くなりがちなこと。「AIの行動シーンカット」はあるのですが、味方への攻撃に対してはリアクションが取れるので、これを全部カットはいただけない。「リアクションが取れない行動、AI同士の攻撃はカット」があるとよかったかな。
全体にラノベ臭いというのは最後まで変わらず。ライバルもなんか急に死んで(死んでないけど)主人公怒る。そもそも主人公がツンデレ＋鈍感＋厨二病をこじらせた、絵に描いたようなラノベ型なので、ちょっと読むのが辛い。でもお話全体を見ると魅力的なキャラ設定があるっぽいのにサラッと流し過ぎて語りきれて無いのが残念。とは言えこれ以上シナリオ長くされても…とも思ったり。そういう意味では幕間を中心とした各キャラへの掘り下げは、工数もあまりかからなそうだしいいアイデアだと思います。特に「天使っぽいもの」ことココットの掴めなさ加減はよかった。
そこそこシミュレーションっぽいながら、シームレスで分かりやすいシステムと、あんまり頭使わなくてもゴリ押し出来るバランスも、私には好感触。
総合としては、絶賛するほどの傑作ではないけど、気楽に遊べる小品という感じで結構楽しめました。
