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満つらざるとも屈せず

ひっぱリンダ

ひっぱリンダ開封。

PS2初期に製作された、トレジャー製のアクションゲームです。

ダッシュどころかジャンプすら無いシンプルなゲームですが、特徴的なのが「引っ張る」というアクション。つまんで弾くことで敵にダメージを与え、木を引っ張れば反動でジャンプ、敵を掴んで引っ張れば頭突きをすることが出来ます。

とは言え出来ることは少ないのですが、それを補うのが個性的なボスの数々。12体のボスと次々戦って行くのですが、それぞれのボスの姿、特徴、弱点がかなり上手に差別化されています。火を吹くボスはのど○んこが弱点。スライム状のボスは、頭を上に引っ張るとそこに雷を落とすことが出来ます。砂のボスは湖に引き込むと固形化します。ロボットなら足をすくって胸に頭突き。各ボスとも弱点はヒントだけが出され、弱点探し自体も結構面白いです。

そんな個性的な中でも「姿が見えない」ボスがかなり秀逸。主人公は狭い部屋の中にいて、外を誰かがうろついています。部屋には扉が沢山あって、時々ドンドンと叩かれ、留め金が外れて行きます。外では稲光が走って、ステンドグラスにその「誰か」の姿を浮かび上がらせます。まぁホラーの手法なんですが、このボスの場合は進入を許すと即アウト。黒い大きな影が入ってきてゲームオーバーです。このステージは結構怖かったし、アクション的にも面白く、流石トレジャーと思わされます。

ただ残念ながら秀逸なのはここまでで、淡白で冗長な演出、少ないボリューム、簡単に真ENDが見れてしまう、視点がかなり不自由など、目をつぶるには大きすぎる悪い点が散見されます。私は500円という今時ダウンロードソフトより安い値段で購入したので「パっと遊べて楽しかった」程度の感想ですが、フルプライスで買った人はこの内容だとかなり不満でしょう。アイデア一発勝負!という感じで光るところはあるものの、ちゃんと磨いていない印象です。続編があったら面白くなりそうかなーとは思いますが。「惜しい」と思わせる佳作でした。

あ、進捗としては、4時間くらいプレイして、真ENDを見ましたのでコンプリートです。