コロぱた、クリア!!!
色々粗もあるけど、終わってみれば大絶賛です。★つけとく。
まずはメチャクチャ難しかった。試行錯誤を重視するゲーム性は理解出来ますが、終盤のいくつかのステージはちょっと試行錯誤の度を越えていた気がします。設置場所の導線が弱い状態で複数アイテム設置とか…。攻略Wikiが無かったらクリア出来たとは思えません。なにかヒント一つでも出せるようになっていれば、大分マイルドになったと思います。
とは言え、ステージを解く方は勿論大変ですが、これ作る方もさぞかし大変だっただろうなー。物理演算に支配されてズル出来ない状態で、アクロバティックだけどショートカットされ難い、しかも「気付き」を導く導線を引きながらの128ステージ作成というのは、想像するだけでゾっとする。開発期間どれくらいかかったんだろう。DLCでステージの追加配信までやってるし…。
難易度は高いですが、ゲームとしては非常に良く出来ています。インクレディブルマシーンが元々持っているパズル性に、「子供のお使いを見守る」というテーマを融合させたのが見事。これにより「機嫌、体力の調整」「アイテム効果の直感的な意味付け」「プレイの動機付け」など、今までに無かった様々な要素が生まれています。
ひまわりに父親がいないという設定もよく出来た伏線で、設定がゲーム性を呼び、ゲーム性が設定となり、ゲーム的にも設定的にもあらゆる要素が非常に上手く収束しています。
全部やって、本当によく出来てるし、開発に愛されてるゲームだなぁと感じました。
以下ネタバレありでエンディング感想。
長い間ひまわりを「見守って」きたプレイヤーは、最終ステージでひまわりが一人でおつかいするのをただ見送る。これ、本当に上手い構成だと思う。難易度が高い、ステージ数が多いゲームだけに、かなりジーンと来ました。