魔界大根は連射が重要な本作に「オート連射」を追加するオプション(その代わり威力が落ちる)。有料DLCなんだけど、価格は驚きの10円。連射は自分でやるから別に大根は要らないんだけど、伴って専用キャラが出てきたりするので、買ってみました。
で、本筋は大根の性能のことではなくて。
この大根、まずそもそもオート連射如きは最初っからソフトに入れておけよ、と思います。しかも10円という価格ではいくら売れても利益にはならないでしょうから、なら無料にしろよ、とも思います。
その上で、あぁこれは広告の手法なんだなと。DLCとして出せば、それを言い訳にゲームサイトなどに新たに展開(という名の広告)が出来ます。閲覧したユーザには「大根」「10円」という変わったキーワードを見せて興味を引ける。
DLCのようなデータのお買い物は最初の(課金するまでの)ハードルが最も高いですし、また(私のように)DLCに消極的なユーザはまだ多いと思われます。こういう人のハードルを下げて、DLC自体の母数を増やすきっかけとして非常に上手い。
私もそうでしたが、ユーザは「まぁ便利そうだし、10円くらいならいいか」で課金してしまう。無料では興味を引けない、100円では色気が見える、そういう意味で10円というのは絶妙な値付けだと思います。しかもPSNの課金は1000円単位だから、端数で他のDLCも買うかもしれない。
既にソフトを持っている人に大根(とその他のDLC)を売ることは勿論、持っていない人の興味を引ければソフト自体の販促にもなる。しかも広告を打つ側のメーカーには殆どコストがかからない。
大根うめぇ。