GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

あさりゲー

BIOSHOCK、3日間頑張ったけど終わりませんでした。

能力、アイテム、出生の秘密も出揃ったので、たぶん次辺りラスボスだと思います。


本作は美術の評価が非常に高く、実際には有り得ないはずの「水中都市ラプチャー」が実にリアリティを持って作られています。窓の外は海、内側は60年代のアメリカっぽく、美しく幻想的な景観となっています。と同時に、全体に薄暗くて見通しが悪く、またアミューズメントとしてのやたら明るい口調のピエロなど、ホラーの下地としても十二分。

ラプチャーは主人公が踏み込んだ時点でほぼ壊滅しています。概ね内ゲバがあったせいなのですが、超能力を得る代わりに人格が破綻する「プラスミド」のせいで内部の凄惨さはかなりのもの。なので主人公が出会う相手は、動いている場合は狂った人間、動いていない場合は遺体、ということになります。というか都市内は遺体だらけ。直接的な描写は避けますが、またこれが色んな形で亡くなってるのだわ。

で、諸々のアイテムは棚、ボックスなどに加えて遺体からも回収出来る(しなければならない)ため、必然的にプレイスタイルが「薄暗い中で遺体を漁って回る」という形に。凄惨なので目を背けたいのに、それを許さないゲーム性。FPSなのがまた悪い意味でマッチしてて最初はかなりきつかったです。

まぁ例によって段々慣れてなんとも思わなくなりますが。

あと、遊びやすいゲームデザインには気を使っている印象なのですが、ハッキングと称したチクタクバンバンを何百回もやらされるのだけはどうしても理解できない。何故この形にしようと思ったんだろう。