GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

開封

ラストランカー開封。

ディレクターが世界樹新納一哉、キャラデザがブレスオブファイアの吉川達哉のRPG。遊んでみると思ったよりポリゴンが頑張っていて、吉川絵をかなりよく再現出来てる。色使いもいい感じで、画面の印象はブレスオブファイアIVに近く、好みの画面作り。

お話は「ランキングが全ての世界で、最下位からスタートして頂点ランカーを目指す」というもの。システムは全体にシンプルで実用的。一度行った場所にはワープ出来るなど、要らんストレスを感じにくい。移動先の他、会話したランカーが記録されたり、倒したランカーのスキルが取れたりして、何かと「行動したことが無駄になりにくい」というシステムが非常に好み。これぞ良きJRPG

ランキングは95000からスタートですが、ランキングという物自体が結構フレキシブルで、94999人倒さないといけないわけではありません。クエストをこなすと200アップだったり、どっちかというと「少ないほど偉いポイント」みたいな扱いになるのかな。

で肝心の戦闘は、これがまたシンプル。基本はコマンドRPGなんですが、「駆け引き」だけを抽出したようなシステムです。戦闘はリアルタイムで、出来ることは左右手による攻撃、ガード、様々なスキルなど。コマンドはほぼワンボタンで、「戦う」「アイテム」みたいな何かを選択する部分は無し。行動にはゲージを消費し、ゲージは時間で回復。アクションというほどシビアじゃないけど、コマンドRPGほどのんびりはしていられない。

選択肢は文字にすると少なそうですが、リアルタイムでの決断となると迷うことも多く、この緊張感が心地よい。いわゆる「ガードブレイク」みたいな状態の時は実時間で5秒くらいチャンスタイムになるのですが、いざ「はい5秒、この中で効率よく攻撃してね」って言われると意外と出来ず、とりあえず必殺技出したら演出時間だけで終了、みたいな。いやーよく出来てる。

あと「高ランクを目指す」というとそこまでの道は自由っぽい印象を受けますが、今のところ上手いこと制約を作ってて一本道になってます。この辺は好みが分かれるところと思いますが、一本道好きとしてはこの路線の方がいいかなー。

ということで、システムはストレス無くシンプル、戦闘は程よい緊張感、そしてポリゴンと世界観が好みの作りで、大変私好みの作品です。面白い!


G.Gシリーズコレクション+開封。

本作はDSiウェアにて一作200円で配信されているミニゲーム30本(既存16+新規14)の詰め合わせ。200円のミニゲームというと時間潰しのショボゲーに思えますが、これが中々よく出来ています。勿論小粒ではありますが、一つ一つが何らかの個性を持ったソフトとしてきちんと作られていて、決して「安いソフトを乱打して荒稼ぎ」みたいな精神では作ってない。むしろ単純ながら意外とハマる良作が多いです。

ということでソフトについては不満は無いのですが、「コレクション」としてまとめる時の方針に疑問が。

上述の通り全30本のソフトですが、最初にオープンしているのは4本のみで、残りはゲームを遊んで稼いだポイントで購入していくことになります。ゲームは一本30000pなのですが、ゲームを一回遊んで貰えるのが大体500p程度。これを積むのは流石にしんどい。

で「ターゲット」という実績みたいな物が各ゲームにあって、この条件を満たすと2000~3000pくらい貰えるので、こちらが主な収入源。ただし一つのターゲットは一度しか解除出来ない仕様なので、一つのゲームから稼げる額には自ずと限界が出てきます。

以上のことから「ターゲットを目指して色んなゲームを遊ぶ」ことが求められ、恐らく設計的にもこの遊び方を想定していると思いますが、これだけゲームがあれば好みも向き不向きもありますし、気に入った一本でもう少し稼げてもよかったと思うんだよなー。

各ゲームの出来には文句無いだけに、ポイント稼ぎのしんどさが残念。まぁ色んなゲームやればいいと言えばそうなので、ライフワーク的に空き時間にやってればいずれ集まるかなぁ。