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満つらざるとも屈せず

好きとか嫌いとか

ときめきメモリアル4、開封。

ときメモをプレイするのは初代以来。94年に発売された初代からは既に20年近くが経過しており、技術も進歩したし世の中も変わりました。

かつてピンクや緑の髪だったキャラクター達は落ち着いた現実的な髪の色になり、立ち絵はモーフィングによって自然にアニメーションし、固定電話は携帯に置き代わりました。舞台はかつてと同じく"きらめき高校"ですが時代は経過していて、「数年前に改築した」という設定で校舎は新しくなっています。もちろん伝説の樹はそのままですが。


ときメモはざっくり言うと「3年間で任意の相手の理想を満たすパラメータまで成長する」ことが目的となります。いわゆる「難易度」が高い相手ほど理想(要求パラメータ)が高いので、攻略が困難になります。

本作では「スキル」が導入されていて、パラメータ向上、体調の調整から、原付(移動にかかるお金が安くなる)とか病弱(病気にかかりやすくなってお見舞いを狙える)など様々な効果があります。またスキルは周回で蓄積する仕組みになっています。

スキルによって攻略が楽になることはもちろんですが、これには別の大きな効果があって、それが「先輩」の出現です。


上述の通りときメモは3年間という期限でパラメータ調整をしますから、自ずとパラメータの上限が決まってきます。「卒業式の日に告白しなければならない」という伝説の樹の仕様上、先輩を出してしまうと上限が更に狭まってしまい、普通に難易度調整すると「同級生より先輩の方が理想が低い」という妙なことになってしまいます。

そこでスキルです。スキルによる底上げで、主人公は1年目から高いパラメータを持つことが出来、先輩の理想を下げずに難易度調整が可能になります。また「スキルが無ければ攻略不可能」という意味で、先輩を壁として設定することが出来ます。

序盤を遊んだ感じでは本作のラスボスは主人公が入学時点で2年生の生徒会長をやってる人と思われます。彼女が藤崎某バリの理想を持っているとすると、これはまさに高い壁ではないでしょうか。

考えれば考えるほど、このスキルシステムはよく出来てる。ゲームとしても超楽しそう。というかこの作りが見えたから買ったんだけど。

女性の髪の色が似たようになって、各彼女にあんま魅力を感じないのが今のところの難点。パっと見で「君に決めた!」ってのがいないのよね。