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満つらざるとも屈せず

鬼トレ購入

3DS ものすごく脳を鍛える 5分間の鬼トレーニング

購入。

周辺事情として、本作と同日発売のNewマリオ2を皮切りに、任天堂ソフトのダウンロード販売がスタート。ゲームは基本的にパッケージで買いたい派ですが、「一日5分、強烈に集中する」というコンセプトのソフトなので、これは流石にダウンロード向きだろと思い、ダウンロード版を購入しました。


さて本作は通称「鬼トレ」。前作「脳トレ」は頭の体操とボケ防止という印象でしたが、本作では脳を鍛えるという主旨でかなりレベルアップ。前作が運動不足解消のウォーキングで、本作は筋肥大を目指した筋トレって感じ。

現代人は電子機器の発達により、常に情報をチェックしてないと落ち着かない、集中力が無い、検索すれば分かるので脳を使わなくなった。「ワーキングメモリー」を鍛えることでこの辺が解消され、背はぐんぐん伸びて可愛い彼女ができて札束のお風呂に、みたいなのが教授の主張。研究の内容は分からないけど、事実として上記のような自覚症状があることはある。

ワーキングメモリーとは脳の一時記憶のことで、PCのプロセッサキャッシュを想像すると大体合ってる。端的には神経衰弱をやるときに超使われる領域。言われてみるとここは何をするにもそれなりに使う部位で、勉強でも仕事でも料理でも、まぁ一時記憶を使わないということはまずない。ワーキングメモリーが強くなれば、色んなメリットがありそうなことはなんとなくわかります。

で一時記憶を鍛えるにはそこを使えばいいということで、本作では一時記憶に特化したトレーニングが多数収録されています。一例として本作のメインである「鬼計算」では、一桁の簡単な計算が連続で20問前後出題されますが、特徴的なのが「N問前の問題に解答する」こと。例えば2バック(2問前解答)であれば、3問目が出題された時点で1問目の解答を行います。必然、数字を常に3つ記憶し、解答毎にシフトして新しい数字を覚える必要があります。

プログラム的には「FIFOでメモリシフトしていく」という簡単な動きなのですが、自分でやってみて分かったのは、人間の(少なくとも私の)脳はシフト操作出来るようには作られてないということ。なので脳の動きとしてはシフトじゃなく丸々覚えなおす必要があり、脈絡の無い複数の数字を短期で書き換えて行くという、物凄い脳と集中力を使うことが求められます。

更に、正答率によってバック数が増えていくため、誰もが自分の脳力ギリギリでの訓練を行うこととなり、結果最も効率よくワーキングメモリーを鍛えられる、ということになります。


初日の感想としては、きついとは知ってたけど思った以上にきつい。

2バックまでは実際数字を1つ覚えられれば成立するので、真面目にやってれば楽勝。ですが3バックになるといきなり難易度が上がって手も足も出ません。初日から何ですが、この辺が私の壁なのだと思います。まぁ本作の場合は攻略出来るかどうかは重要じゃなく、自分の限界ギリギリでトレーニングを行ったことが重要なわけで。一日5分、カルドセプトの合間に頑張ってみようと思います。