GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

未完

ゼルダの伝説 スカイウォードソード、夏休み中必死にやったけど終わらなかったー。

夏休み終了時点で、プレイ時間37時間で、(たぶん)ラストダンジョンの入り口まで。


本作は「濃密」とラベルの貼られたゼルダ最新作。

過去のゼルダは謎解きや新アイテムは基本的にダンジョンにあって、フィールドはそれを繋ぐ物でした。また一度攻略した場所を再度訪れることは殆どありませんでした。

本作ではフィールドを立体的、複雑に構成し、同じ場所を(ダンジョンも)段階的に何度も訪れる構造になっています。地形が複雑なので最初は迷うけど、「のろし」によるフォローもあるし、実際何度も訪れると段々覚えて迷わなくなります。またプレイヤーが地形を覚えることを逆手に取った試練(詳細は伏せるけど、各フィールドでの鬼ごっこ)のような遊びも用意されています。

フィールドにも謎解きがあるのも特徴で、複数回訪れる間にも常に新しい展開が提供され、コントローラを握っている間、常に何らかの課題を行っている状態となっています。遊んでいて濃密さは非常に感じます。実際には空の移動だけが冗長だけど、まぁ風のタクトほどじゃないか。

ゼルダではたぶん初めてダッシュ(アイテムとしてではなく、普通のダッシュ)が用意されていて、移動が快適になったのは勿論、低めの壁は駆け上がれる(のでフィールドがより立体的になる)し、ダッシュ自体の長時間連続使用出来ない仕様により新しい遊びも生まれています。これはいい仕様。

あと本作はWiiモーションプラス必須で、剣をより詳細にコントロール出来るようになりました。特定の角度じゃないと切れない敵、剣を掲げることでパワーチャージ、「剣先に反応する」敵など、遊びの幅が大きく広がっています。というかモーションプラス関連はWiiスポーツリゾートからかなり色んな要素が転用されていて、上述の剣はまんまチャンバラだし、空を飛ぶ操作はグライダー、飛び降りる時はスカイダイビング、弓矢はズームの仕様までアーチェリーだし、爆弾を転がす操作はボーリング(ご丁寧にカーブもかかる)。

本作は全体的に、他で見た色んな要素の寄せ集めが高い次元で融合していて、なんか非常に任天堂っぽいというか宮本茂っぽい作りだなと感じました。そこそこ長時間集中してやってるけど全然ダレずに遊べるのもとてもいい。