購入。
本作はかつてドリームキャストで話題となった気もする同名ゲームの移植。DJのトークとCOOLな音楽を背景に、ローラーブレードを履いた人がシブヤで落書きして回るという実にCOOLなアクションゲームです。
と若干馬鹿にしたものの、実際その独特のセンスや音楽はレベルが高く、それは今改めて見てもそれらが浮いて見えないことが実証しています。いや実際凄いと思いますよ。
ただアクションとしてはかなり難易度が高く、特に当時はアナログ操作の敏感さに苦戦して、ロクに遊べずに諦めてしまいました。
んで今回久々にやったわけですが、まずはプラクティスからだろと思ったらこれに既に大苦戦。というかこのプラクティス、いくらなんでも不親切過ぎる。
ざっと基本的な操作を教えた後はトリック関係の説明になるのですが、「大きなカンバンに斜めから突っ込め!」って言われてもカンバンがどこにあるか分からんし、「カイダンの先にハーフパイプがある」って言われてもカイダンがどこにもない。終盤には「XXコンボしろ!」って言われるんだけど、どう考えても20が限界に思えるところに50コンボとか言われる。
「自分で考えろ」「体で覚えろ」はセガ流なのでゲームはそれでもいいんだけど、せめて「プラクティス」には導線引いてくれよ。体験版でこういうプラクティスを置いたら、遊んだ人は「プラクティスも満足に出来ないんじゃ、自分には出来ないゲームだな」と思って引いちゃうんだって。
私は悔しかったので動画探してやり方を覚え、半日練習した結果どうにかプラクティスをクリア。
というか最終試験が50コンボのところ、114コンボまで伸びました。まーやり方が分かると後は周回した分だけ記録が伸びるのですが、実際自分の操作精度も大分よくなったと思います。
なんだかんだ上手くなって、なんだかんだ楽しめてしまうのが悔しい。流石伝説のジェットセットレディオさんやで。
とここで、そういえばiPad版も買ったきりだったと思い出してやってみました。が、残念なことに、iPad版は完全にクソゲー。
いやゲームとしては他と同じだし、移植度も申し分ないんですが、ただでさえ敏感なアナログ操作がネックなのに、iPadだとこれがバーチャルパッド。真っ直ぐに走ることさえままならず早々に断念。
iPhoneが現れて以来、「もうコントローラーは必要ない」という言説をよく見かけますが、そういう人はジェットセットラジオやってみたらいいと思います。これは無理だわ。