購入。
して、クリア。プレイ時間5時間半。
本作はスウェーデンのゲーム開発会社Image & Form製作の2Dアクションゲーム。舞台はウェスタン、主人公はロボ、住人もロボのスチームパンク。目の前にあるのは広大な地下空間で、「地下をひたすら掘り進む」という構造になっていて、ディグダグやミスタードリラーっぽい雰囲気。
概要としては「地面を下に下にひたすら掘る」だけのゲームなのですが、地下が広大なことと、「掘った箇所は永久にそのまま」なので、自分が堀った道がそのままマップとして蟻の巣のように広がっていきます。この自由度の高さとウェスタンの雰囲気が非常にマッチしていて、思うままに道を切り開いてる感が心地よい。
ヒットポイント、明かり、水(水蒸気としてスキルに使用)と複数のリソースがあり、どれが不足しても割と不便するのでリソース管理も重要。明かりが不足した時の不安になる絵作りも見事。
最初ピッケル一本で放り出され、チクチクと掘っていきますが、深度に応じて地面が堅くなり、段々しんどくなってくる。すると、丁度「あーこれダルくなってきたな」という辺りでパワーアップするようになっています。ピッケルが強くなるとか、ガンガン掘れるドリルが手に入るとか。このバランスが上手いので、プレイしている間にストレスを感じることは殆どありませんでした。
逆にダイナマイトを持った敵が出てくると一気に大味になる(地面がえぐれちゃうので計画通りに掘れない)のが個人的には残念でしたが、ドリルを手に入れてからの堀力(ちから)爆発と合わせて、「序盤はコツコツ、後半はゴリゴリ」っていう設計なんだと思います。
手触り、バランス、雰囲気とどれを取ってもよく出来ていて、海外で好評価だったのも頷ける。
