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満つらざるとも屈せず

大雑把ゲー

地球防衛軍2 PORTABLE V2、開封。

本作はSIMPLEシリーズの名を一躍知らしめた地球防衛軍シリーズの一作。巨大なアリや蜘蛛が津波のように押し寄せるのを、弾幕張ってなんとかするゲーム。開発は巨大ロボに定評のあるサンドロットで、初代を安く作れたのはギガンティックフォーミュラの素材を流用したからだとか。

ともかく、本作はその地球防衛軍シリーズで恐らく一番売れて知名度も高いであろう2の移植作。2の移植自体はPSPで一度行われてるけど、そもそも処理落ち上等だったPS2版から更に処理落ちが酷くなってるっぽくて、私は結局やりませんでした。

で本作V2では4人までのマルチプレイと、4からの新兵種エアレイドが参戦。マルチプレイはPS2の時は「死んだら終わり」だったのが復活機能が付き、仲間が生きていれば助けて貰うことが出来るように。理不尽な即死が多い本作ではこれは大変助かる。あとハードウェアスペックの向上に伴い映像の美麗化と、処理落ちも(まだ序盤なので負荷がかかるのはこれからですが)たまーにうっすら遅くなる程度で、全く気にならず。

そしてなんと言っても大きいのはインターネットマルチ対応。レギンレイヴでは「オン/オフが別キャラで、成長も進捗も全く別管理」という意味の分からない仕様でしたが、本作ではそういうこともなく、進捗も成長もオンオフ共有。ただしオンラインでは最大体力と持ち込み武器レベルに制限があるので、「メッチャ強い武器持った人とプレイして一気に強い武器取って攻略」というのは出来ない模様。ちなみにこの制限はなんらかの条件で外せるらしいけど条件は不明。

あとあのシンプルなメニューと淡々としたアナウンスに慣れた身としては、本作のメニューがちゃんとしたアイコンになってることに違和感を感じてしまうw


ゲームとしては良くも悪くも変わっておらず、火力めっちゃ凄い、敵めっちゃ多い、ガンガン撃って、死ぬ時はアッサリ死ぬ、豪快で荒削りなゲーム。アーマーの成長は渋く、武器のドロップも渋く、アーマー武器難易度進捗全てが三キャラ別っていう、ただでさえアホほどあるボリュームを更に水増し感。

こういうのは作品を重ねると洗練されていくものなのですが、未だに全くその傾向が見えないのは味というべきなのか。個人的にはもうちょっと洗練されて欲しいんだけど。

でも久しぶりにこの細かいこと考えないゲームを遊ぶとやはり脳から出るものはある。蜘蛛と目があった時の終わり感は異常。