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満つらざるとも屈せず

覆面闘士クリア

 

覆面闘士、クリア。

 

プレイ時間11時間半。

 

本作はDrinkbox Studios開発のアクションゲーム。どっかのブログで絶賛されてるのを見て、セールの時に購入していました。「なんかアクションやりたいなー」くらいの気持ちで始めましたが、めちゃくちゃ面白くて一気に最後まで遊んでしまった。

 

舞台はメキシコ(たぶん)で主人公は上半身裸に覆面をつけた「ルチャドール」。私の感覚ではこの格好だと「覆面レスラー」としか思えませんが、作中での扱いを見るにルチャドールというのは最強の男の称号であり、最高にセクシーであり、なんなら空も飛ぶくらいの英雄を意味する様子。

 

アクションとしての特徴は投げ技。ある程度のダメージを与えると敵を掴むことができ、そこから多彩な投げ技を繰り出せます。投げ技はダメージが大きいのは勿論、投げた敵で他の敵を巻き込むことが可能。多数の敵に囲まれることが多い本作で、相手をまとめて吹っ飛ばせる上に「掴んでる間は完全無敵」というのだから投げ技の重要性は言わずもがな。操作のレスポンスも抜群によく、打撃と投げ技を組み合わせながら流れるように相手を粉砕していくのは非常に爽快感があります。

 

というように、「投げ技を絡めた立ち回りが面白い手触りのよいアクションゲーム」までが私が購入前に把握していた情報。で実際遊んでみたら、「広大なマップ」「進行に応じて技を習得」「特定の技じゃないと壊せない壁」と出てきて、思ったより探索寄りのゲームだったというか、「鳥に変身して狭いところに入る」「平行に存在する2世界を切り替え」となってこれメトロイドじゃねーか!

 

実際このゲームを一言で語るなら「主人公が格闘家で戦闘がめっちゃ面白いメトロイド」で大体合ってる。これ以外にも溶岩の上にかかった橋を斧で落としたり、キャッスルクラッシャーの看板があったり、雪山で行き倒れてる旅ビトがいたりして、とにかくゲームが好きってことはわかる。っていうかパワーアップアイテムを持ってるのがまんまメトロイドの鳥像で笑った。やっぱりこれメトロイドじゃねーか!

 

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実際このゲームは開発者が好きなものを全部ぶっこんだ感があり要素はかなり多いのですが、ゲームデザインがいいのかレベルデザインがいいのかそれらが綺麗に融合していて、各要素を意識せずとも本編はサクサク進むようになっています。一方でアイテム収集しようとすると各要素をちゃんと理解し組み合わせて使わないといけない箇所もあってメリハリが効いてる。

 

と言っても、隠し要素全部集めてチャレンジステージ全部金メダル取得まで攻略情報一切無しでやれたので、難易度はそんな高くなく、あくまで「気持ちよく遊べる」レベル。

 

程よい難易度と爽快なアクション、難解過ぎない探索要素で最後までとにかく気持ちよく遊べるゲームでした。クリア後には上位難易度の「ハード」が出現。トロフィー的にあとはハードをクリアすれば終わりなので、このまま続けてハードも遊ぶ。