GarbageCompany

満つらざるとも屈せず

ヒューマンリソースマシンクリア

ヒューマンリソースマシン、クリア。

 

プレイ時間5時間以上。

 

以前も書いたけど、本作はプログラムを組んで課題を解決するゲーム。プログラムと言うと難しい印象になりますが、本作はパーツを組み合わせるだけでロジックを組めるので、記述的な難しさはありません。

 

が、パズル的な面白さを優先したのか、パーツ増加による複雑さを嫌ったか分かりませんが、本作はとにかくパーツが最小限しかなく、「理屈上他のパーツを組み合わせれば出来る」処理は単体のパーツにしてくれません。具体的には、加減算で構築出来る乗除算、IFの組み方で代替可能なNOT、引き算とIFNEGATIVEから作れる比較演算子などはパーツとして提供されません。

 

このため、多数の問題で使うこれらの常識的標準機能を、都度構築する羽目になります。掛け算を何度も何度も組み立てるとか、ドラム缶押すのと変わんねーぞ。「二つの数字の大きい方を選べ」と言うだけでも溜息が出るのに、「0終端の文字列二つを辞書順に並べて比較」とか、頭では構築出来ても実際書く気にはなれません。書いたけど。

 

ステージが進むに従って問題も難しくなり、当然ロジックも複雑になるので、オマケの数値目標(コード長、ステップ数)を追うのは途中で止めて、ひたすらクリアだけを目指して攻略。本筋はどうにか全部クリアしてスタッフロールは見ましたが、高難度のオマケステージは手付かず。正直、余りにも面倒でやる気になれません。

 

やってることは確かにプログラムなんですが、とにかくパーツが少ないため手足を縛られて作業させられるような息苦しさばかりが続き、最後まで「無駄に不便なパズル」としか思えませんでした。