NSW ANGERFORCE RELOADED for Nintendo Switch
購入。
The MISSING、クリア。
プレイ時間9時間半。二周クリアして、ドーナツ全取得。
本作はWhite Owls開発のパズルアクションゲーム。キャンプ中に居なくなった親友エミリーを探す主人公J.Jは、途中雷に打たれて死んでしまう…と思いきや生き返り、以降ほぼ不死身の体となります。その不死身ぶりはかなりの物で、首だけになっても動き回ることが可能(ここからダメージ受けるとゲームオーバー)だし、怪我はいつでも回復出来ます。
ゲーム的には、不死身を活かしてパズルを攻略する形になります。手が届かない場所にアイテムがあったら、腕をちぎって投げて落とす。狭くて通れない通路は首だけになって突破。蔦が絡まって通れない場所では体を燃やして火を移す。それから特殊な仕様として、骨折すると重力が反転するので場所によってはこれを利用する。アクションとしての手触りはそれほどよくなく、アクションぽい見た目ですが仕掛けの解き方を見極めることが主軸のパズルゲームです。
ということでゲーム的には「ちょっと変わったアプローチのパズルゲーム」みたいな感じなのですが、本作の主題はパズル以外の部分にあります。
J.Jは不死身ですが痛みが無いわけではありません。腕が千切れればその痛みがあるし、体が燃えると叫び声をあげて苦しみます。エミリーは時々姿を現すのですが逃げて行ってしまいます。そもそも普通の人間であるJ.Jが何故不死身の体を持っているのか、追いかけてくる怪物はなんなのか、というストーリーがメインで、プレイ感覚はミステリーっぽいものとなります。
シナリオについては何を書いてもネタバレになってしまうので書きませんが、ゲームを起動すると一番最初に「 この作品は、すべての人々が自分自身であることを否定しなくても良いという信念のもとに作られています。」というメッセージが表示されるので、シナリオもそういう感じであるとは言えます。個人的に、今のメンタルには結構刺さるシナリオでした。
ちなみに本作は基本無音ですがたまに流れる音楽が非常によく、特にシナリオに絡んで流れるボーカル曲には理屈抜きで持って行かれてしまいました。逆にあの曲が流れるならシナリオがどんなであっても感動するようにも思う。