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満つらざるとも屈せず

minitクリア

minit、クリア。

 

プレイ時間は、クリアまで4h、アイテム全収集まで5h。

 

本作はジャンルで言うとアクションRPGで、夢をみる島とか神々のトライフォース辺りのゼルダとか初代聖剣伝説なんかと近いゲームです。特徴的なのは2bitカラーのビジュアルと「主人公が1分で死ぬ」という仕様。

 

死ぬと拠点に戻されて再スタートとなりますが、手に入れたアイテムは無くならないため、1分以内に謎を解いてアイテムを集め、少しずつ先に進んでいくことになります。主人公が短時間で死ぬというと勇者30なんかは30秒リミットでしたが、あちらと違い本作では女神ポーズも無ければ時間延長もなく、この1分を引き延ばすことは不可能です。

 

拠点(セーブポイント)は数か所ありますが、それでも1分で確実に死ぬため世界はそれほど広くなく、ボリュームもコンパクト。しかしアイテムが長い迷路の先にあるとか、話すのが遅くて長くヒントを聴くのに時間がかかる住人など、この仕様ならではの仕掛けもあります。短いテキストながら個性的な登場人物も魅力的。コンパクトなので時間がかかるような謎解きも無く、基本的にはサクサク進んで遊びやすいゲームです。 

 

ですが、サクサク進んでいるうちはいいのですが、謎解きで詰まってしまうとこの1分の縛りがかなりしんどい。あっという間に死んでしまうため試行錯誤がし辛く、「どこに謎があるか」すら分からない場合のしらみつぶしのし辛さにはかなりストレスが溜まります。テキストが短くてヒントが抽象的なのもこれに拍車をかけていて、「わるものとつるむじょうれん」は分からな過ぎて攻略見てしまいました。

 

「はじまりは めにうつる おおくの ねどこ しょくぶつで おわりを むかえる」というヒントが「各セーブポイント(多くの寝床)からスタートして、ヒントのある部屋(その辺にあるような植物が植わっている)で時間切れで死ぬ(終わりを迎える)のを繰り返す」という意味なのは、今思い返しても自力で解けたとは思えません。 

 

あと個人的な慣れの問題としては、移動がタッチパッドなのですが、限られた時間の中で角に引っかかったり真っ直ぐ動けなかったりするのも辛かったです。 

 

中盤までは面白かったのですが、終盤のままならなさが酷かったため、最終的にあまりいい印象にはなりませんでした。